中小中堅監査法人への転職を考えるとき、何を目的にしてますか?曖昧だと転職が成功しないので、中小中堅監査法人への転職で「失敗しない4つのチェック項目」をまとめました。
中小中堅監査法人への転職
転職の目的は?
公認会計士試験に合格すると、多くの合格者は大手監査法人へ転職します。
監査法人の内部を知っている合格者はほぼいないでしょうから、「なんとなく大手監査法人に」という基準で選んだ方も多いのではないでしょうか?
何年か大手監査法人で監査の仕事をしていると、「んー、なんか違うな・・・」って感情が芽生えてきたりします。
そんな時に視界に入ってくるのが、「中小・中堅監査法人への転職」です。
でも、「えいっ」って決めてしまう前に、「なんで?」っていう目的をしっかり決めてから前へ進みましょう。
失敗しないためには?
「なぜ中小中堅監査法人へ転職するのか?」という目的をはっきりさせておくことに尽きるでしょう。
「よくわかんないけど、嫌だから転職した」では、かなりの割合で転職は失敗します。
「〇〇したいから」が明確になっていて、転職先で「〇〇できた」のなら、その転職は成功だからです。
チェックリストで4項目をチェックしよう!
監査の面白みを早く知りたい(チェック1)
【監査法人の仕事を比較 大手vs中小1⚖】
✅大きな会社・メガバンクの仕事は大手で経験しやすい
→自分の将来に役立つノウハウ?✅監査チームのマネジメントを早くしてみたい
→監査の面白みを感じるのは、主査・インチャージになってから
→中小の方が、早く主査・インチャージになれる pic.twitter.com/0Jo11ZMdsH— 会計士の転職@仕事の裏側 (@cpa_carrer) 2019年2月22日
監査法人へ入所した当初は、大きな監査チームに配属されたりして、「何をやっているかよくわからないまま毎日がどんどん過ぎて行く」なんてことを経験された方は多いのではないでしょうか?
「監査つまらない・・・」「おもしろくない」
そんなことを感じるのは当然でしょう。
じゃあ、ずっと監査が面白くないのかというと、そういうわけでもありません。
監査チームをマネジメントする「インチャージ」「主査」の立場になると、「重要な決め事に携われている」という感覚を持つことができます。
また、クライアントとの窓口になるので、重要な情報が自分のところへ集まってくるので、やりがいも感じることができます。
監査法人の規模が小さいほど、会計士の数も少ないので、そういった責任のある立場に「早く」立てる可能性も高まります。
監査の全体像を理解したい(チェック2)
監査チームのスタッフのときは、作業員という立場なので、どうしても「目の前の作業」にしか関心が向きません。
毎日来る日も来る日も、パソコン画面や書類の山とにらめっこを強いられるので、全体像もわかりません。
でも、インチャージや主査になると、「重要な会計処理の方向性を決める」という作業はもちろん、「スタッフの作業がスケジュール通り進んでいるか?」「期限までに監査を終わらせることができるか?」「調書に誤解を招く表現はないか」など、いろんなことが気になります。
そうすると、必然的に監査の全体像を意識することにもなります。
こういった立場に早くなれるのは、やはり中小・中堅監査法人でしょう。
【監査法人の仕事を比較 大手vs中小3⚖】
✅監査の全体像の理解
→大手の方が大規模クライアントの比率が高い
→100人単位の監査チームだと?
→自分が何をしているかイメージしにくい✅中小だと?
→小規模クライアントの比率が高い
→監査の全体像が早く理解できる pic.twitter.com/DyLifv3OoD— 会計士の転職@仕事の裏側 (@cpa_carrer) 2019年2月23日
手応えのあるクライアントを経験したい(チェック3)
やはり、会社の経済状態やスタッフの充実度は、大手監査法人のクライアントの方が上でしょう。
逆にいうと、中小・中堅監査法人ほど、いろんな意味で手応えのあるクライアントが増えていきます。
そういった、手応えを数多く経験すると、自分の知識や経験に厚みが出てきます。
キツイ仕事ですが、やはり知識や経験に厚みが出ると、その後のキャリアに生きてきます。
【監査法人の仕事を比較 大手vs中小⚖】
✅中小の魅力
→満点じゃないクライアントをたくさん経験できる
→世の中の大半は「何かしら問題のある会社」
→「問題のある会社」の気持ちを知っておくと?
→自分の経験に厚みが出る✅杓子定規な判断だけでは、独立開業後に生きていけない pic.twitter.com/gRdUcLrZqM
— 会計士の転職@仕事の裏側 (@cpa_carrer) 2019年2月24日
独立のきっかけ探し?(チェック4)
大手監査法人の仕事は、独立開業してから引き続き携われることは稀でしょう。
将来的に「独立開業したい」と思っているのなら、「独立後の飯のタネ」を極力経験しておきたいですし、そういった機会に恵まれるのは、やはり中小・中堅監査法人です。
仕事の内容自体が「独立会計士の業務の延長線上のものが多い」ということもありますが、監査現場に「嘱託会計士」がいます。
彼らの話す言葉や、活動をさりげなく聞くことができれば、自分の独立開業の準備に活かせます。
頭の中身を頻繁に開けっぴろげに話してくれることはあまりないでしょうが、近くにいて話を聞いていたら、時折ポロっとこぼしてくれることがあります。
そういった情報をこまめに拾っていって、自分の独立開業につなげていくのです。
【会計士の転職@中堅中小監査法人への転職】
✅「出世を目指す」のか「独立のきっかけを狙う」のか?
✅独立のきっかけを狙うなら?📡
→「独立ネタ探し」が本業なので監査に全力は傾けない🙅♂️
→アンテナ高い系の非常勤会計士を探してそばにいておく👂
→外部と接点取れそうな仕事に立候補🤚 pic.twitter.com/B8uBlSCIro— 会計士の転職@仕事の裏側 (@cpa_carrer) 2019年3月16日
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