会計士が転職する理想のタイミングはいつ?失敗しない目的別パターン

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「いつ転職したらいいんだろう?」って思ったことありますよね。でも公認会計士は「修了考査」があるので、転職する理想のタイミングを見つけるのは簡単ではありません。そこで今回は、転職の目的別に会計士が転職する理想のタイミングをまとめました。

会計士が転職する理想のタイミングはいつ?

会計士転職タイミング

目的別に転職のベストなタイミングをまとめていますが、「修了考査終了後」はもちろん「公認会計士合格後」という意味です。

(目的1) 数年以内に独立する

すでに飯の種になる強みがあるのなら別ですが、「公認会計士」になって数年以内に独立するとなれば、当面は税理士業務を中心に据えるのが一般的です。

税金に関する経験がない中で税理士を始めるのですから、いきなり大きなクライアントの契約を獲得するのは、現実的ではないです。

可能であれば、どこかの税理士法人で1-2年の経験を積むのが理想ですから、転職するベストのタイミングは「修了考査後すみやかに」です。

税務業務をやると決めたのなら、監査業務を続けているメリットが薄いからです。

(目的2) コンサルしたい

コンサル業務は色々監査と似ている側面はありますが、「仕事の時間軸」や「成果物を作り上げていくまでの進め方」が監査とは違います。

公認会計士であるに越したことはありませんが、監査現場ほど重要視はされませんし、年次がたってからようやく会計士に登録している人もいたりします。

「公認会計士であること」が求められているコンサルティング会社なら別ですが、そうでないのなら、可能なかぎり早めに転職をするのがベストなタイミングです。

「公認会計士の資格をとっておきたい」と思うのなら、修了考査後が転職のタイミングですが、そう思わないのなら、今すぐにでも転職活動すべきでしょう。

逆にコンサルティング会社の仕事はハードになりがちなので、体力的に若い頃しか経験できないという側面もあります。

(目的3) パートナーになりたい

「どこでパートナーになりたいか?」によります。

今いる監査法人でパートナーになりたいのなら、(目的4)の進め方でいくべきでしょう。

でも、「中小監査法人でパートナーになりたい」と思っているのなら、営業に熱心な監査法人へ転職するのがベストです。

面接で、「うちはクライアント増えていってるから・・・」という類のコメントを面接官がしたのなら、営業熱心な監査法人という評価をしていいです。

その監査法人で1社でもクライアントが取れれば、すぐにパートナーになれるでしょう。

逆に「監査の品質を重視している」という類のコメントを面接官がするのなら、その監査法人では営業力は重視されていないと考えていいです。

その場合は、中心のパートナーの覚えめでたくなるのが出世の早道ですから、営業力は必ずしも求められません。

また、この類の監査法人では「会計士合格年次」とか「法人での勤務歴」が重要視されがちなので、その監査法人で出世したいと思うのなら、修了考査が終わったらその監査法人へ早めに転職するのがベストです。

このように、転職候補先の監査法人が営業力を重視するかは面接ですぐにわかるので、とにかく早くパートナーになりたいのなら、営業力重視の監査法人を見つけるのが近道です。

(目的4) 出世したい

在籍している監査法人が、営業力を重視する監査法人か否かによります。

重要視されないのなら、むしろ「法人での勤務歴」などが重視されるので、転職がかえってマイナスになります。

法人勤務歴が短くなるからです。

営業力を重視しない法人で出世したいのなら、とにかく転職はしないことです。

修了考査に合格したから、転職したいので会計士でおすすめの転職サイト、転職エージェントを教えて欲しいな、失敗しないコツも知りたいな。こういった疑問に答える、「信頼できる会計士向けおすすめの転職エージェント5選」を紹介します。

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