修了考査に合格して念願の「公認会計士」を手にしたら、ふと「キャリアどうしよう?」って考えが頭をよぎりますよね。一方で転職は全く新しい環境へ入っていくので、失敗したくないです。そこで今回は転職で成功したい人必見の、会計士の転職で失敗するパターンをまとめました。
会計士の転職で失敗するパターン
(失敗1) 大手に転職すればいいという盲信
「とにかく大手監査法人へ転職すれば将来は安泰」とばかりに、大手監査法人へ転職を考えていると失敗します。
もちろん大手監査法人にはいろんなクライアントがいるので、本当に色んな経験をすることができます。
ですが、監査法人といっても一般の会社とかわらず、みんなが出世したいと思っていますし、嫌な仕事はみんな嫌です。
ですから、例えば「金融クライアントを経験したい」とか「建設業クライアントを経験したい」みたいな目的なく大手監査法人へ転職すると、就職面接で「頑張ります!」みたいな返事をすることになります。
そうすると、かなりの確率で「きついクライアント」へ配属されます。
きついからみんなが避けて人が手薄になるという図式ですから、当然です。
つまり、「大手=ハッピー」という盲目的な図式では、転職はうまくいきません。
特にこだわりがないのなら、可能であれば友人のいる大手監査法人を選ぶ方がベストです。
とにかく内部事情を全く知らずに「とにかく大手」では、失敗します。
(失敗2) 理由のない転職
「今の監査法人が嫌だから、どこでもいいから次の監査法人へ転職」も、失敗する典型例です。
「大手監査法人でコンテンツビジネスのクライアントを担当したい」とか「小売業の監査をしてみたい」みたいな目的なく、どこかに転職したいなって感じです。
「〇〇がしたい!」ってアツイ感情がない状況で面接を受けるのですから、面接官にもアツい思いが伝わるはずがありません。
採用されたとしても「特にやりたいことないスタッフなんだな」という視線で見られるので、採用側は「頭数」としか見ていないでしょうから、ハズレジョブへ配属されて、結果的にまた転職になる可能性が高くなります。
(失敗3) 出世したいのか独立したいのかを決めない
出世したいのか、独立したいのかを決めないまま転職するのも、転職失敗になる可能性が高いです。
出世したいのであれば、上司の覚えがめでたくないと絶対に出世できませんから、上司・法人が自分に何を望んでいるのかをアンテナを高く張り巡らす必要があります。
仮にそれが営業なのであれば、日常業務は必要最低限にして、営業へ勤しむのが出世の近道です。
一方で独立を視野に入れているのなら、開業後の飯のタネになるジョブをいろいろ経験しておくのがベストです。
そこをはっきりさせずに瞑想すると、結局は時間だけが過ぎてしまって、「この監査法人、なんか違うな・・・」って、責任転嫁の発想になってしまいます。
(失敗4) 大手監査法人で経験を積んだら独立できるという誤解
大手監査法人になるほど、クライアントを受け入れるチェックも厳しくなるでしょうから、必然的にジョブは大きなスケールになっていきます。
大手で得た経験は、なにがしかの参考にはなるでしょうが、開業後の1個人のジョブで直接的活かせるかというと、かなり疑問です。
ただ、一人で起業するのなら、中傷金融機関で融資業務の実際を知っておくのは、かなり有益ではあります。
だから、「大手=色んな仕事=何か飯の種になるはず」という図式で盲目的にイメージしていると、転職が失敗します。
まとめ
転職先で何がしたいか、その先に何を見据えているのかなどをはっきりさせないと、失敗して転職を繰り返すことになります。
逆に、しっかりリサーチしたり転職候補先にいる知人から話を聞いたりした上で、目的を持って転職すれば、成功する可能性は高まります。
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