「打率4割」は打者にとって夢の数字ですが、日本やメジャー(MLB)で4割打者が誕生するのは無理・不可能なのでしょうか?過去の画像や動画もまとめつつ、「4割打者誕生の可能性」を調べました。
4割打者の誕生は無理・不可能?
メジャー MLB
2019年はドジャースのベリンジャーが打率.400へ挑戦していますが、これまでのところベリンジャーは、5月24日まで打率.400を維持していました。
5月30日時点で.378まで打率を落としてしまいましたが、近年の首位打者の打率を見ても、.370を超えているケースはたまにあります。
イチローもその一人で、262安打を放った年の打率は.372でした。
そこから.020〜.030が難しいのでしょうが、決して届かない世界には見えません。
様々な科学的な分析では否定的なコメントが述べられていますが、実際に.370を打った人がいるのなら、「あと.020-.030上乗せは不可能」とは言えないでしょう。
これまでの事例を見ていると、どうしても夏場に打率を落とすケースが多いので、「夏場をどうしのぐか?」がポイントになってくるのでしょう。
日本プロ野球
バースの事例を見ていると、あと.011ですし、ヒット5本とか6本の世界です。
2017年の近藤健介はシーズン途中で故障のため離脱を余儀なくされましたが、シーズン3分の1を過ぎた時点で、.413を記録していました。
成績の観点からの分析になりますが、いずれ打率.400を記録する打者は現れると見る方が現実的ですし、夢があります。
歴代4割打者の動画・画像 (メジャーMLB)
メジャーリーグでは、現行のルールになってからこれまでに8人の4割打者が誕生しています。
そこで、4割打者の動画や画像をしらべてみました。
テッド・ウィリアムズ
「最後の4割打者」として知られている、ボストン・レッドソックスのレジェンドです。
ただの4割打者ではなく、ホームランも打てる長距離打者という、完璧な打者でした。
タイ・カッブ
「最高の技術と最低の人格」という賞賛とも揶揄ともつかないフレーズが定着していますが、メジャーリーグ史上で2人しか達成していない「4割を3度」記録している大打者です。
通算打率.366は、未だ肉薄する打者すらおらず、通算安打4189本を超えた打者もピート・ローズただ一人です。
ロジャース・ホーンスビー
タイ・カッブと並んで打率4割を3度記録している大打者です。
彼の最高打率は.424で、5打数2安打でも打率が下がってしまうという、信じられないような記録です。
4割に肉薄した打者
1941年以降絶えて久しい4割打者ですが、日米ともに「4割」へ肉薄した打者はいます。
メジャー MLB
トニー・グウィン .394
テッド・ウィリアムズ以降の打者で、最も4割に近づいた記録です。
ストライキでシーズンが打ち切りになってしまったのがつくづく残念ですが、凡打があと3本安打に変わっていたら、打率.400を達成していたことになります。
ジョージ・ブレット .390
ロイヤルズの至宝ブレットが1980年に記録した.390も、驚異的な成績です。
9月5日に打率.400を割ってしまいましたが、9月に入るまで打率.400を維持していたというのは、「凄まじい」以外の言葉が見当たりません。
トッド・ヘルトン .372
2000年に.372を記録しましたが、実はこの年は「シーズン規定打席に到達した時点」では、打率.400を超えていました。
8月18日の第3打席を終えた時点で、打率が.400を超えていたのです。
このあとも試合にで続けたことで打率を落としてしまいましたが、この瞬間からシーズン終了まで休んでいれば、文句なく打率.400が達成されていたことになります。
日本プロ野球
ランディ・バース .389
史上最強の助っ人として不動の評価を得ていますが、本塁打だけでなく打率も残せるという完璧な打者でした。
1986年に記録した.389は今も日本プロ野球の最高記録で、凡打6本が安打だったら打率が4割を超えていたという凄まじさです。
イチロー .387
メジャーでの姿の方が圧倒的に有名になっていますが、日本プロ野球での最後の年2000年に残した打率.387は、今でもパリーグの最高記録です。
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