泉重千代さんの年齢記録はなぜギネスブックに削除された?

Pocket

大還暦を超えた人としてかつてギネスブックに認定されていたのは、ジャンヌ・カルマンさん以外にもいました。泉重千代さんですが、なぜギネスブックが年齢の認定を取り消したのでしょうか?







大還暦を超えた人間

ジャンヌカルマン以外にもいた?

現在、ギネスブックが公式的に「大還暦(120歳)を超えた」と認定しているのは、ジャンヌ・カルマンさんただ一人です。

世界の歴史上ただ一人120歳越え(大還暦)を果たしたジャンヌ・カルマンさん。享年は何歳だったのでしょうか?長寿の方にありがちな「娘のなりすまし疑惑」がありますが、疑惑の真相はどうなのか調べました。

ところが、かつてはある日本人も「大還暦を超えていた」と認定されていました。

それが、今回の主人公の泉重千代さんです。




泉重千代さん

ギネスブックに認定されていたときは、1865年8月20日(江戸時代!)に生まれて、1986年2月21日(昭和)に亡くなられたと認定されていました。

現時点で、ジャンヌ・カルマンさんの次に高齢と認定されているのは、サラ・ナウスさんの119歳なので、その記録の凄さがわかるでしょう。

1979年に世界最高齢と認定され、お亡くなりになる1986年まで、生前はかなりの有名人だったようです。




ギネスブックが年齢の記録認定を取り消し!なぜ?

もうすぐ平成という時代まで、「江戸時代生まれ」の方が生きていたのなら凄いことでした。

現に、2009年まではギネスブックにジャンヌ・カルマンさんの下に泉重千代さんのお名前があったようです。

カルマンさんに抜かれた後も、「男性最高齢」の記録は保持されていました。

ちなみに、現在の記録は「木村次郎右衛門さんの116歳」です。

ただ、生前から記録に疑義を唱える声はあったようです。

長寿記録にありがちな「記録の信ぴょう性」について、泉重千代さんも疑問を呈されるようになりました。

そして、「お兄さんの戸籍と混同されていた可能性が高い」との判断から、2012年に記録は取り消されてしまいました。

現在は、泉重千代さんの実年齢は105歳だったとの説が一般的になっています。

最高齢記録のまとめ記事

以下の記事でまとめています。

歴史上初めて、現在生存の世界最高年齢の人が3人続けて日本人になりました。存命の最高齢者は116歳女性の田中力子(たなかかね)さんですが、「日本人の歴代最長寿と世界最高齢のランキング」「女性と男性の最年長・世界一最長寿・長生きの記録はどんな感じ?」なのかについてまとめました。







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする