ひどい朝夜ラッシュの混雑で有名な東急田園都市線は、「複々線化」の話が2つあります。一つは大井町線延伸延伸計画で、もう一つは渋谷駅-二子玉川駅間の地下区間です。今回は大井町線(鷺沼駅-たまプラーザ駅)の延伸計画がいつ進むのか、可能性を探りました。
東急田園都市線のひどい混雑は朝ラッシュも夜も
ラッシュの混雑といえば、「朝」というイメージですが、ひどい混雑ぶりは幾分ましになるものの、夜も同じです。
田園都市線毎日毎日勘弁してくれ…
混雑のせいで入場規制とか
何時に出たら会社に間に合うん? pic.twitter.com/jbuHsocnkn— mi! (@rrc8rrc0) 2019年4月9日
本当に見渡す限りの人人人で、「地獄絵図」ということばがぴったりです。
なにせ、まっすぐ立っていられないのです。
「こんなに辛い思いをして何がしたいの?」って、自分へも含めて問いかけたい気分です。
ねぇ、知ってる?田園都市線がこんなに混雑するのは、沿線の無秩序な開発によって沿線人口が予定よりも大幅に増えたかららしいわよ。駅停車でさえ乗車率は190%を越していて、急行になると200%以上になるらしいわ。電車が止まると地獄よ。 #田園都市線 #遅延 #半蔵門線 #鹿と衝突 pic.twitter.com/saDJH2kwgs
— 都市伝説-アーバンレジェンド- (@Urban_Densetsu) 2017年10月19日
しかも、30分だったら我慢しようと思いますが、増発しすぎた副作用と渋谷駅のパンク状態で電車がノロノロ運転です。
ひょっとしたら、二子玉川から歩いた方が早いんじゃないかと思うくらいです。
根本的な原因は、渋谷駅の貧弱な設備によるものです。
毎日60万人を超える利用客がいるにもかかわらず、都心の駅とは思えないような1面2線のシンプルな構造なのです。
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大井町線の延伸計画と複々線化
まずは溝の口までの複々線化
行き詰まりの様相を呈している田園都市線の混雑に対して怨嗟の声が高まっていますが、東急電鉄もなんとか目をそらそうと、大井町線へ乗客を流すという行動に出ました。
それが、溝の口までの複々線化です。
二子玉川から溝の口までを複々線化して、溝の口から大井町線へ乗客を誘導させようとしたのです。
#二度と撮れない写真を貼れ
大井町線溝の口延伸祝いヘッドマーク付8090系 pic.twitter.com/8WGcrhBzlM— ☆彡北斗星☆彡4月春です (@0qF0DzQ1ulPPdGz) 2018年12月27日
大きな効果を期待した東急電鉄ですが、効果は限定的でした。
そりゃそうですよね。
みんな行きたい先は、「大井町」や「自由が丘」じゃないです。
「渋谷」や「大手町」に行きたいので、わざわざ電車を何度も乗り換えて、さらなるラッシュに巻き込まれたくありませんからね🙅♂️
鷺沼・たまプラーザまでの延伸計画は?
目に見えた効果が出ていない大井町線溝の口延伸は、ひょっとすると想定されていたものかもしれません。
というのも、たまプラーザ駅の大規模再開発で、駅のホームが「明らかに複々線化を視野に入れた」設備構造になっているのです。
#他人に理解されにくい自分の好きなもの
たまプラーザや南大沢みたいに開業当初は2面4線化を想定していた駅構内 pic.twitter.com/DL7uOjyeHb— おぺろんてぺろん (@operon_teperon) 2019年2月19日
田園都市線でのメインの住宅街の一つ「青葉区」には、主要な駅が3つ(青葉台駅・あざみ野駅・たまプラーザ駅)あります。
みんなが憧れる青葉区の街の一番のメインの「たまプラーザ駅」から、「始発電車」を提供しようという試みです。
鷺沼・たまプラーザまでの延伸はいつ?可能性は?
現時点では、特に公式発表はありません。
一方で、東急電鉄の社長が「渋谷駅改良」を公にしているので、抜本的な改良に乗り出すと見るのは、希望的観測ではないでしょう。
なにせ東急電鉄自身が、「沿線人口は当面減少しない」と予測しているからです。
つまり、「延伸計画実現の可能性はある」と考えるのが現実的です。
たまプラーザ駅の構造が、いかにもって感じですしねぇ。
では、いつでしょうか?
公式発表がない以上憶測によらざるを得ませんが、筆者は「渋谷駅改良と同じタイミングで」と考えています。
国の補助がないとできないとも社長は明らかにしているので、あっちこっち断続的にというよりも、一気に改良させちゃおうっていうアプローチです。
下記の関連記事でも書いていますが、筆者は「2030年前後」になると見ています。
お金のめどが立たないと前へ進みませんし、「じゃぁ、今すぐやりましょう」って簡単なものでもないからです。
沿線住民としては、一刻も早い実行を望みたいです😓
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