女性差別で有名な東京医科大学は、受験生の性生活に関心があるようです。入試で受験生の性生活を聞くのはなぜなのでしょうか?目的はセクハラ・女性差別・嫌がらせでしょうか?考えられる理由をまとめました。
東京医科大学
東京医科大学は、これまでいくつもスキャンダルを起こしてきました。
まずは裏口入学からはじまり、その次は詐欺まがいの入試での女性差別です。
まさに、次から次へとといった感じなのですが、次は入試で受験生に性生活を質問していたことが明るみにでました。
もはや、医療系大学の日本大学といっても過言ではないくらい、不祥事のデパート状態になっています。
性生活を受験生に聞くのはなぜ?
受験生の性生活の実態を入試問題で聞いた学校は、私の知りうる限り東京医科大学が初めてです。
おそらく、空前絶後でしょう。
以下が、報道で明らかになった入試問題です。
性生活に満足している?
セックスのことで問題を起こしたことは一度もありません
浮気がしたい
出典:HUFFPOST
出題者は、受験生の性生活を知って何の判断材料にしたいのでしょうか?
面白い返しを期待しているにしては冗談が過ぎるので、おそらく出題者は妄想に浸る材料にしたいのでしょう。
次の問題は、性的マイノリティへの差別とも取れるものです。
異性より同性に強い魅力を感じます
出典:HUFFPOST
ここまで出題の意図を掴みかねる問題が続くと、「出題者はふざけているのでは?」と思えてきます。
さらにエスカレートした考え方だと、「受験は出来レースではないか?」とうがった見方まで出てくるでしょう。
目的はセクハラ・女性差別・嫌がらせ?
受験生にとって受験は、それまでかけた数年間の成果を試す舞台と同時に、ある意味人生をかけた勝負です。
そこを軽んじて性的な質問を投げかけるとは、かなりの割合の方が、度が過ぎた悪ふざけと受け止めたでしょう。
これが、会社などの一場面で行われた発言なら、間違いなくセクハラで訴えられます。
これは筆者の邪推ですが、出題者は女子受験生が嫌がる姿を見たかった・想像したかったのかもしれません。
世の中にはいろんな性的嗜好を持った人がいるので、どんな嗜好を持とうが、人に危害を加えない・法律の範囲内であれば、本人の勝手でしょう。
でも今回の一件に関しては、「受験・入試」という逃げ場のない環境で、受験生(特に女子受験生)に性的な言葉を「問題」という形で投げかけています。
これは、軽く言えば嫌がらせ、厳密に言えば女性差別・セクハラに他なりません。
受験は1点を争う戦いですから、おそらく受験生の方々は困ったでしょう。
「満足してますと答えれば、出題者に妬まれるのではないか?」
「不満ですと答えれば、嘘つきと思われて減点されるのではないか?」
「生々しいことを書いていいのだろうか?」
こんな感情が受験生たちを襲ったでしょう。
無駄な時間を割いてしまったであろうことは、想像にかたくありません。
冗談・悪ふざけは潤滑油とみる意見もありますが、今回の一件は明らかに一線を超えています。
受験はあくまでその人の思考や判断力を問うのが趣旨であって、プライベートを暴くものではありません。
しかも受験生は「受験」という逃げ場がない環境です。
女性差別はもちろん避難されるべき深刻な問題ですが、今回の一件も、同じくらいひどい問題でしょう。
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