貴乃花親方引退で今後は? 相撲協会の対応と一門の動き・報道の真相の最新情報まとめ!

Pocket

貴乃花親方は、今後どの一門へ所属するのか注目されていましたが、退職を決断されました!次の理事会までに所属一門が決まらないと、相撲協会員を追放される可能性があったのです。貴乃花親方が「答えられない」と述べた理由と相撲協会員追放の可能性や退職にこだわる理由、貴乃花親方の反論・相撲協会の今後・刈屋富士雄氏のお願いなど最新情報をまとめました。

一門とは?

親方・年寄と部屋

相撲の世界では、全ての力士や親方は「部屋」と呼ばれる組織に属します。

例えば横綱白鵬の場合は、「宮城野部屋」所属ですし、横綱稀勢の里は「田子ノ浦部屋」所属です。

「親方」というのは「年寄」ともいわれ、力士を指導する立場の人のことをいいます。

親方・年寄になるには、現役の間に「年寄株」というのを手に入れておく必要があります。

現役の力士でいえば、横綱稀勢の里は「荒磯」を、元大関琴奨菊は「秀ノ山」という年寄株を持っています。

稀勢の里の場合は、今後凄まじい活躍をして一代年寄にならない限りは、引退したら「荒磯親方」と呼ばれることになりますし、琴奨菊は「秀ノ山親方」と呼ばれることになります。

親方の世界には、トップの親方の下に「部屋付き親方」という親方もいます。

つまり、貴乃花部屋のトップは貴乃花親方ですが、貴乃花部屋に所属している親方もいるということです。

5つの一門

それぞれの部屋は、「一門」というグループに所属します。

「一門」は、政治の世界でいう「派閥」に近いもので、仲良くする部屋のグループと見ていいでしょう。

貴乃花一門は消滅してしまったので、現在は以下の5つの一門があります。

出羽海一門・伊勢ケ浜一門・二所ノ関一門・時津風一門・高砂一門

パッと見てもよくわからないので、現役力士を一門に重ねてみましょう。

一門名 主な力士
出羽海一門 大関栃ノ心
伊勢ケ浜一門 横綱白鵬
二所ノ関一門 横綱稀勢の里
時津風一門 横綱鶴竜
高砂一門 千代鳳

貴乃花親方と一門

貴乃花親方は、横綱貴乃花として22回もの優勝を果たしたことをうけ、抜群の功績を残した横綱にだけ与えられる称号「一代年寄」を与えられました。

「一代年寄」は、だいたい優勝回数20回以上が目処にされているようです。

これまで優勝回数が20回を超えたのは、大鵬(32回)、北の湖(24回)、千代の富士(31回)、貴乃花(22回)、朝青龍(25回)、白鵬(41回:現役)の6横綱だけです。

<横綱大鵬>

<横綱北の湖>

<横綱朝青龍>

<横綱白鵬>

<横綱貴乃花>

<横綱千代の富士>

このうち、辞退した千代の富士と不祥事で引退した朝青龍、現役の白鵬をのぞいた3横綱は、全て「一代年寄」になっています。

一代年寄はその名の通り1代限りの横綱で、現役時代のしこ名をそのまま親方名にしたものです(大鵬親方、北の湖親方、貴乃花親方)。

相撲協会では、経営層・理事を親方衆の選挙によって選ぶのですが、良くも悪くも日本の伝統・しきたりに従って、選挙にならないように各一門で調整が図られていました。

つまり、立候補の段階で定員数きっちりになるように調整されていたのです。

一門の詳細は、以下の記事で解説しています。

貴乃花親方の引退で注目されている大相撲の5つの一門。一体、貴乃花親方の味方の親方や支持する理事は誰なのでしょうか? 一門の相関図や勢力図をまとめました。

貴乃花親方は、二所ノ関一門に所属していたのですが、旧態依然の文化に納得がいかず、二所ノ関一門の調整を拒否して、理事へ立候補します。

一門の暗黙のルールを破って立候補したことを受け、最終的に貴乃花親方は自らに同調する親方衆と行動を共にし、「貴乃花グループ」を結成します。

そして最終的には、相撲協会から「貴乃花一門」として認められました。

その後、日馬富士事件や弟子の暴行事件があり、「貴乃花一門」は返上となって、現在に至っています。

答えられない理由と相撲協会員追放の可能性は?今後どの一門へ?

貴乃花支持を声高には叫びにくい

相撲協会という、旧態依然とした巨大な組織に一人立ち向かう貴乃花親方は、世間から熱烈な支持を受けました。

一方で、組織の秩序を重んじる相撲協会の経営層から見れば、貴乃花親方は疎ましい存在です。

中立の立場であるその他大勢の親方衆としては、たとえ内心は貴乃花親方に味方したいと思っていても、それを声高に叫ぶと、相撲協会経営層をはじめとした権力に目をつけられるのは必然でしょう。

人間だれしも我が身が大事ですから、「助けたくても助けられない」のです。

相撲協会経営層は貴乃花親方を追放処分にするのか?

相撲協会のルールが改正され、全ての親方は「どこかの一門」へ所属することが求められることになりました。

そのルール改正を受けて、これまで無所属だった旧貴乃花一門の各親方は、5つの一門のうちのいずれかに移籍しました。

最後に残った貴乃花親方はどうするのでしょうか?

これはご本人にとっても、引き受け元の一門にとっても難しい問題です。

(日本の古くからの組織論の立場から見れば)トラブルの種である貴乃花親方をサポートすることで、「貴乃花一味か?」と目をつけられるのは一門の各親方衆的にも嫌でしょう。

一方の貴乃花親方としても、意に背いて誰かの部下になるのは、自分のポリシーが許さないでしょう。

そのポリシーを貫いて来たが故に、良くも悪くも現在の状況があるのです。

では、貴乃花親方はルール違反を理由に相撲協会を追放されるのでしょうか?

ここからは筆者の私見ですが、八角理事長をはじめとする相撲協会の経営層は、そこまではせずに、「貴乃花親方に限って当面例外を認める」という玉虫色の決着にするのではと見ています。

少々行き過ぎはあったとはいえ、いまでも世論の多数派は「貴乃花支持」です。

そんな中で八角理事長をはじめとする相撲協会経営層が貴乃花親方を、事実上の死刑宣告である「相撲協会追放」にしてしまえば、世論の大反発を招くことは必至です。

彼らもそこまでバカではないでしょうし、今回は「貴乃花親方の友達を、貴乃花親方から剥がしたことをもってよし」、と考えているのではないでしょうか?

そのようなやり取りが貴乃花親方と経営層の間でなされたかはわかりませんし、どこかの一門が引き受けを名乗り出たかもわかりません。

仮にそうだったとしても、公表してしまうと好奇の目に晒されるのは目に見えてしますし、引き受け元の一門に迷惑がかかります。

そんな背景もあって、貴乃花親方は「お答えできない」とコメントしたのではと思います。

なお、貴乃花親方の体調については、以下の関連記事でまとめています。

「貴乃花親方が倒れた!」というニュースで、激震が走っています。八角理事長などの経営陣によるいじめの心労や持病・脳梗塞などの病気の可能性も取りざたされています。病状は大丈夫なのか、倒れる原因や理由・なぜなのか・意識はあるのか・熱中症の可能性・診断書の内容等の情報を収集しました。

退職を匂わす発言の真意は?

貴乃花親方が、18年9月24日にホームページを更新しました。

そこで、以下のようなコメントが書き添えられています。

皆様長らく貴乃花を応援してくださりありがとうございました。厚く御礼申し上げるとともに、弟子たちを今後、末永く応援賜りますように何卒宜しくお願い申し上げます

出典:デイリースポーツ

真意をご本人は口にされていないので行間を読むよりありませんが、普通に読むと「長らく貴乃花を・・・」のくだりは、引退する人が口にする言葉に見えます。

曲がった事や駆け引きに関心を示さない方ですから、ひょっとすると本心では退職を決意されているのかもしれません。

ただ、相撲協会としては「貴乃花をクビにした」となればあまりに影響が大きく、批判の嵐にさらされることは火を見るより明らかです。

邪推ではありますが、相撲協会や貴乃花部屋近辺の関係者が水面下で交渉を続けているかもしれません。

貴乃花親方が退職!

貴乃花親方が出した答えは、なんと「相撲協会からの退職」でした。

確かに、冷静に考えると受け入れをお願いされる側の一門も迷惑でしょうし、そもそも貴乃花親方自身の相撲道・ポリシーにもそぐわないので、止むを得ない判断でしょう。

今は不仲の兄花田勝さん(元横綱若乃花)も、以下のようにコメントされています。

貴乃花親方も一連の騒動で入りたくないのもあると思いますし、その騒動を受けて他の一門も受け入れたくないというのもあるんじゃないでしょうか

出典:サンスポ

https://twitter.com/HickeyBlog/status/1000752849402249216

退職を受けた記者会見が17時から始まっているので、以下の動画で記者会見模様が放送されています。

1時間半に及ぶ長い記者会見でしたが、要点は1つです。

相撲協会執行部から受けた「元横綱日馬富士による貴乃花部屋所属力士の貴ノ岩への暴行に関する内閣府への告発は、事実無根であることを認めろ!」という圧力には屈することはできない、につきます。

仮にこれが事実であれば立派なパワーハラスメントですし、場合によっては事件性があるものです。

貴乃花親方ご本人もおっしゃっていましたが、これ以上相撲協会執行部と戦いを続けると、何よりも可愛い弟子たちに深刻な影響が及ぶのは避けられません。

弟子たちの将来と自らのポリシーを最優先した結果です。

今後、相撲協会執行部がどのような対応を見せるのかが注目されますが、「貴乃花が悪い」という類の下手な対応をすると、世論の深刻な反発を招きます。

おそらく相撲協会執行部は、「圧力をかけたのは事実!」とは言わないでしょう。

しかし一方で「では、一門に所属していなかった貴乃花親方は、相撲協会会員として活動できるのか?」と突っ込まれたら、返事に困るでしょう。

かなり慎重な対応が求められるでしょうし、今後明らかになるであろう真実と相撲協会執行部の対応に要注目です。

刈屋富士雄氏のお願い

NHK大相撲放送でおなじみで、現在は解説委員を務められている刈屋富士雄さんも、貴乃花親方への質問に立ちました。

他の質問者とは全く異質の、非常に心を打つ(質問ではない)お願いをされました。

あれこれ抜粋するよりも、原文のままを読んだ方が、刈屋さんのお人柄を感じられると思います。

刈屋さんだけではなく、世間の大相撲ファンも同じ思いでしょう。

動画は51:47あたりから54:45あたりまで、刈屋富士雄さんの質問・お願いを聞くことができます。

親方、かなり誤解しているんじゃないかと思って今(質疑応答を)聞いているんですよ」と切り出した。「告発状の内容をすべて事実無根と認めなければ、親方としてやっていけないとか、一門に所属できないということを、相撲協会が総意として決めることは、まず考えられないと思って。8月7日の文書を協会側の調査によって事実無根と結論付けたわけですが、告発状を出した親方には親方なりの真実があるわけで。でも告発状を取り下げて、その騒動の処分を受けているわけですよね。その上で、事実無根と認めなければ、親方としてやっていけないなんてことは、たぶん協会の総意ではなく、一部の理事、一部の役員の考え方じゃないかと思うんですよね。引退届を受け取った協会の人が『これは誤解だ』と、あるいは『ちょっと話し合おう』という形で、いろいろな話し合いを求めてくる可能性もあると思うんですよ。その話し合いには是非、応じてほしい」「貴乃花親方が一門に所属しない件も含めて、僕は今場所中、いろいろな親方の話を聞いて、やはり(貴乃花)親方を残したい、応援したいという人は半分以上いると思うんですよ。だから、今はもう辞めると思っているかもしれませんが、もう1回、もし協会が『話し合おう』という時には是非、話を聞いてもらいたい。30年来の付き合いとして、これは質問というよりはお願いです」貴乃花親方はうなずくように聞き入り、頭を下げた。

出典:スポニチ

筆者も、大相撲協会の心無い対応に心底幻滅していた一人ですが、一方でこんなに熱い方もいらっしゃるのだなと思いました。

冷静に考えると、相撲協会としても貴乃花に事実上の死刑宣告をしてしまうと、大規模なファンの離反を招くでしょうから、相撲界から追い出すのは明らかにやりすぎです。

親方衆の中にも貴乃花親方へ好意を寄せている方は少なからずいるでしょうから、程よいところでの決着が、相撲協会的にも望ましいでしょう。

今後の展開がどうなるのかわかりませんが、刈屋さんの願いが実現するといいですね。

相撲協会の対応

貴乃花親方の主張を全否定

貴乃花親方の会見を受けて、相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が取材に応じました。

貴乃花親方退職のきっかけになった「告発の事実無根を認めろとの圧力」について、以下のように全否定しています。

「告発状が事実無根だと認めるよう有形無形の圧力を受けた」という貴乃花主張に対し「そのような事実は一切ない」と反論した。「一門に所属して一緒にやろうと何度も説得した。告発状が事実無根だと認めなければ一門に入れないと圧力をかけた事実はない」と話した。

出典:朝日新聞

まさに全否定と言えるでしょう。

肝心の告発文については、なんとも煮え切らないコメントに終始しています。

告発状の内容を巡っては、「貴乃花と年寄総会で認識が違うが、この点については互いに文書でやりとりしていた最中」

出典:朝日新聞

まぁ、組織の立場として「貴乃花の告発は正しい」なんて口が避けても言えないでしょうし、一方で「告発文は嘘八百」といえば、今回の一件が収集困難になってしまうので、広報部長としては止むを得ないコメントでしょう。

それにしても、ここまで主張が平行線だと、公的な機関が乗り出して調整に当たらないと、収拾不能でしょう。

一体どうなるのでしょうか?

相撲協会は貴乃花親方の息の根を止めたい

しかも、一部報道では「引退届」ではなく「退職届」が必要と、協会側が主張しています。

つまり、引退届は受理しないとのことです。

素人から見ると、「どっちでも同じじゃん!」と思いますが、弁護士さんに言わせると、大きな違いがあるようです。

「退職」では、二度と退社の理由を争えないと指摘し、今後、改めて日本相撲協会と対峙(たいじ)するために敢えて「引退」という言葉を使ったのでは?との持論を語った。

出典:デイリースポーツ

八代弁護士に言わせると、「退職」と「引退」には、雲泥の差があるというのです。

要するに、退職というと、法律的には自己都合退社になるので、二度と退社の理由は争えない」と説明。「引退というと、強制されて居場所を失ってその場を去るということにもなるので、引退となれば、去る理由を後日争うことができる」と語った。

出典:デイリースポーツ

そのアドバイスを受けているのか、貴乃花親方は意図的に「引退」という言葉を使っているのではと、八代弁護士は見ています。

八代弁護士は「貴乃花親方は、勝算があって退職という言葉を使わないで、引退という言葉を使っていると僕は思った」と、“圧力”を後々に証明するために、“引退”という言葉を使ったのではと推測。

出典:デイリースポーツ

貴乃花親方の狙い(?)を相撲協会執行部も理解しているのでしょう、やけに退職届にこだわっています。

そこについても、八代弁護士が真の狙いを看破しています。

芝田山親方は25日の会見で、年寄が退職する場合は引退届ではなく、退職届が必要であると説明していたが、これに対しても八代弁護士は「どうしても退職届が欲しいんです。自己都合で退職して頂いた形にしたい。引退というニュアンスの不明なままでは受理できませんよと」と、協会側が「退職届」にこだわる理由も推測していた。

出典:デイリースポーツ

「退職届」にこだわる理由が、これで明らかになりました。

要するに相撲協会執行部は、貴乃花親方の相撲人生の息の根を止めたいのです。

貴乃花親方へ致命傷を与えておきたいというのが、真の狙いです。

刈屋富士雄さんの見立てと、表へ出てくる相撲協会執行部の対応に雲泥の差があります。

これはおそらく、八角理事長を中心とする相撲協会執行部の意図によるものでしょう。

貴乃花親方に共感する勇気ある親方達が立ち上がって欲しいと願いたいですが、なにせしがらみに溢れる相撲協会です。

難しいのかもしれません・・・。

最新情報と報道の真相

景子夫人は無言でうなづく

貴乃花部屋のおかみである景子夫人には、当然今回の意思決定を伝えています。

その辺りを会見で質問された貴乃花親方は、無言でうなづいたそうです。

阿武松親方は?

貴乃花親方の弟子が暴行事件を起こしたことをきっかけに、崩壊してしまった貴乃花一門。

貴乃花一門に所属されていた親方たち、とくに一門を引き継いだ阿武松親方はどのようなコメントを残されているのか、気になります。

阿武松理事は、秋場所中も一門加入を打診。「一緒に仕事をした人間として、心から説得した」と無念そうに話した。同じく無所属の阿武松理事は二所ノ関一門への復帰が承認された。他の一門に貴乃花親方の受け入れへ動いたこともあり「最終的な決定を聞かないまま、こうなってしまった。残念でならない」と視線を落とした。

出典:スポニチ

立場的に、貴乃花親方と一番接触しやすい地位にあったので、ある程度事実に近いことを仰っているのではと思います。

そうすると、貴乃花親方が二所ノ関一門へ加入できなかった・加入しなかった理由は何なのかが気になります。

その辺りは、今後の報道を見守っていきたいと思います。

千賀ノ浦親方は?

貴乃花親方の現役時代の所属部屋だった双子山部屋の兄弟子であり、懇意だった千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)が、貴乃花部屋の弟子やスタッフの受け入れ先候補に上がっていました。

そんな中、千賀ノ浦親方が2018年9月26日に貴乃花部屋へ出向きます。

打ち合わせで、以下の事項が合意されたそうです。

受け入れに関する書類を作成したことを認めた。書類は貴乃花親方が協会に提出するといい、貴乃花部屋所属の8人の力士、床山、世話人の合わせて10人全員は、千賀ノ浦部屋に移籍することになる。

出典:デイリースポーツ

お人柄なのか、親切に貴乃花親方の雰囲気も報道陣へ説明してくれました。

現在の貴乃花親方の様子については「優しい顔になって普通ですよ」と話し、引退については、「驚いてますけども意志はかたいすからね」とも。貴乃花親方からは「よろしくお願いします。申し訳ありません」という言葉もあったという。

出典:デイリースポーツ

貴乃花親方の息の根を止めようとしている相撲協会執行部と、引退した貴乃花親方。

今後、どのような動きを見せるのでしょうか?

なお、貴ノ岩の慰謝料請求疑惑については、以下の記事で速報しています。

貴ノ岩が、元横綱日馬富士の暴行に対して3000万円の慰謝料請求をしていることが明るみにでました。貴乃花部屋の弟子を引き継いだ千賀ノ浦親方も「はじめて聞いた」とコメントしていますが、その理由や日馬富士の暴行・民事提訴を貴乃花親方が秘密にしていた理由の真相を調べました。

相撲協会はなぜ転籍を認めないのか?

貴乃花親方の引退と親方自身の意向を受け、貴乃花部屋の弟子たちを引き受けることになった千賀ノ浦親方。

これで一件落着と思っていたら、なんと相撲協会は転籍を認めない姿勢に出ています。

突然の退職表明から一夜明けた26日、千賀ノ浦親方(57)=元小結・隆三杉=が都内の貴乃花部屋を訪れ押印を含めた転籍の書面作成を進めた。だが、相撲協会は師匠同士の話し合いが不十分として、27日の理事会での転籍審議を見送り、10月1日の臨時理事会で改めて審議することを決定した。

出典:スポーツ報知

この対応も、一見すると意味がわかりません。

貴乃花親方と千賀ノ浦親方が同意しているのに、なぜ「師匠同士の話し合いが不十分」なのか?

これは、カレンダーを眺めてみると相撲協会の裏の意図がみえ隠れします。

大相撲の世界では奇数月に6回ある本場所以外に、その合間に「巡業」という稽古&大相撲の普及活動があります。

どの力士にとっても巡業は大事な鍛錬の場なので、ぜひとも参加したいものです。

ところが、所属部屋が決まっていないと巡業へ参加することができません。

ここからは筆者の憶測ですが、10月3日からの巡業ギリギリまで千賀ノ浦部屋への転籍を認めないことで、貴乃花親方に「退職届」を出すよう仕向けるか、本意を促すかのどちらかが狙いでしょう。

今までの流れ的に前者のように思えますが、なんともしたたかなやり方です。

いずれにしても、宙ぶらりんの状態を強いられた弟子たちが一番かわいそうです。

早く事態が収束することを願うばかりです。

貴乃花親方が参議院選挙出馬?

貴乃花親方が、相撲界を改革するために「参議院選挙に出馬するのでは?」という噂が飛び交っています。

相撲界の中には様々なしがらみがあり、人間関係のドロドロしたやり取りや駆け引きにあふれています。

残念ながら貴乃花親方は、そういうドロドロした駆け引きを良しとしない性格です。

そうならば、相撲界の外部から「政治という力を使って、相撲界を改革してはどうか?」という考え方があるようです。

貴乃花はもう、国会議員にでもなって相撲協会を上からの立場で締め上げるしかありませんね。どうしても相撲協会を変えたければ、中からではなく外から変えるしかない。内閣府の公益法人担当部局の立場なら『ああしろこうしろ。言うことを聞かなければ公益法人を取り消すぞ』と堂々と言えますから

出典:nifty

あながちありえない話ではないですし、世論の支持や知名度は抜群です。

仮に立候補するようなことがあれば、100%当選するでしょう。

現時点ではキナ臭い話の域を出ませんが、今後現実味を帯びてくるかもしれないので、注視していきたいですね。

ジャーナリストも、あり得る話という捉え方をしています。

自民党が参院比例代表の目玉候補を探しているのは間違いありません。これまでもスポーツ選手は目玉候補となってきた。東京五輪を翌年に控える来夏の参院選はなおさらでしょう。貴乃花の擁立に動く可能性は十分にあります

出典:日刊ゲンダイ

問題は、立候補したらどの程度票が集まるのかという点です。

大量得票するかどうかは、一連の騒動を有権者がどう判断するかです。アンケートでは、貴乃花の行動への賛否は分かれています。巨大組織とよく戦ったという評価と、組織人としておかしいという批判がある。知名度は抜群なだけに、世論を味方につけたらかなりの得票となるはずです

出典:日刊ゲンダイ

出馬するようなことがあれば、当選は間違い無いでしょうから、問題は政治家になって何をするのかしたいのかでしょう。

色々噂が飛び交っていた中で、貴乃花親方がついに口を動かしました。

「今後に関しては引く手あまただと思いますが?」と聞かれると「それはまた政治の話ですか?」とし、来夏の参院選出馬に「政治は出ませんよ。本当に出ませんよ。完全に出ませんので、まだ」と政界進出を完全否定した。馳浩元文科相を訪問したときを振り返り「馳先生とは唯一のご友人にさせていただいていますし、そういう仲ですので、あんなに囲まれるとは思ってなくて、囲みの取材をせざるをえないような状態だったのでさせていただいた」と説明した。さらに、大相撲の解説者への道を聞かれ「まったくないです。断言します。まったくないです」と明かした。

出典:スポーツ報知

「まだ」という含みが非常に気になるので、「当面は」と理解しておくのが無難でしょう。




全ての一門が受け入れ準備をしていた?一門の動きは?

2018年9月29日になって、大相撲の全ての一門が貴乃花親方を受け入れる準備はできていたという情報が報道されました。

10年1月まで所属していた二所ノ関一門は、複数の親方が「うちに戻りたいと言われたら検討するつもりだった」と語った。出羽海一門、高砂一門も同様に「話を聞くことはできた」(関係者)。秋場所初日の段階では時津風一門が受け入れるという声もあった。無所属の親方が他の一門に所属するには自ら動く必要があった。貴乃花部屋の力士らを受け入れる予定の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)も、今後は二所ノ関一門に戻る。「こればかりは自分でお願いしないといけない。我々も一生懸命入るために動いた」

出典:スポーツ報知

二所ノ関一門のくだりは話の出所が「関係者」なのでウソくさいですが、千賀ノ浦親方のコメントは、あたかも貴乃花親方へのアテツケのように読めます。

貴乃花親方と懇意の関係の親方で、全幅の信頼を寄せている千賀ノ浦親方が貴乃花親方に対して嫌味をいうはずがありません。

おそらく誘導質問か何かで話した内容を、切り取って書かれたのでしょう。

例えば・・・、「どうやって二所ノ関一門へ入られたのですか?誰かに仲介してもらったのですか?」→「いや自分でお願いした。一門に入るために一生懸命動いた」という感じでしょう。

どの文章に引用するかで、千賀ノ浦親方のコメントの印象が随分かわってきます

貴乃花親方に対しネガティブな文章の後に千賀ノ浦親方の引用をくっつければ、あたかも貴乃花親方へ皮肉を言っているようなコメントにかわってしまうのです。

報道・メディアのバイアスの凄さに改めて呆れてしまいます。

ただ、報道機関もメシを食わないといけませんし、読者に相撲ファンはたくさんいます。

相撲協会に否定的な記事を書いたことで相撲協会執行部に反感を買い、「出入り禁止」を相撲協会に言われてしまったら、取材ができなくなって報道機関は困るのです。

推測の域を出ませんが、その辺りを相撲協会執行部は突いて、報道機関へ「貴乃花親方のネガティブな情報を流せ!」と圧力をかけているのでしょう。

ですからこの報道の出所は、おそらく相撲協会でしょう。

5つの一門全てが受け入れ準備を整えていたのに、貴乃花親方がわがままを言って「引退」と叫んでいるという印象を世間に植え付けさせたいのでしょう。

貴乃花親方が記者会見で明らかにした内容と、180度違う内容だからです。

受け入れ準備の報道に貴乃花親方側は反論!真相は?

上記の報道を受け、貴乃花親方側も反論に打って出ました。

貴乃花親方の引退記者会見の後に続く、中傷報道への反論で、主に以下の4つからなっています。

「弟子達との関係、手続きの不備、支援者との関係等の中傷報道について」と題し、「弟子達との関係について」「貴乃花親方の誤解、説得に応じなかったというような報道」「書類の不備に関して」「支援者との関係や孤立無援との報道」の4点について報道と事実の相違を説明した。

出典:スポニチ

貴乃花親方応援公式サイトで公表されているので、以下で順にまとめていきます。

弟子たちとの関係について

あたかも貴乃花親方が弟子たちに暴行しているかのような報道が続いていたことから、以下のように全否定されています。

「貴乃花親方が貴公俊への”かわいがり”をしたとの内容」「貴ノ岩のPTSDの原因は貴乃花親方にあるというような内容」「弟子が祝杯を挙げるのではという飛躍した推測」の報道の内容を否定。「貴乃花親方自身は、弟子たちの為にも協会とは争わず、立つ鳥跡を濁さず、という姿勢で引退を表明しましたが、弟子達との関係を悪く見せようとする報道は誠に残念です」とした。

出典:スポニチ

全ての一門が受け入れOKの報道について

この数日、全ての一門が受け入れOKだったの報道が出始めました。

これが仮に事実であれば、「貴乃花親方が単にわがままで暴走をした」という印象を視聴者に植え付けることができます。

この点についても、以下のように全否定されています。

「一部報道では、貴乃花親方が説得を圧力と誤解をしていた、全ての一門が受け入れOKだった、とする内容で、親方にも非があるような報道をしていますが、そもそも告発状が事実無根であること認めさせようとした説得行為自体が問題」と指摘。

出典:スポニチ

書類不備の報道について

貴乃花親方が引退・弟子の引き継ぎの書類を提出しているのに、その都度不備があって何度も受理されていない旨の報道が続いています。

真に受けた視聴者は、「貴乃花何やってるんだ?おバカ?」と感じてしまうでしょうし、相撲協会&相撲協会シンパの報道機関の狙いはそこにあります。

その点については、以下のように反論されています。

「引退届や所属先変更願の書類の不備が指摘されていますが、引退という表現も所属先の変更も法的には何ら問題のない内容と考えられます。貴乃花親方を不器用で、こうした手続きもできないような印象を与えようとしているように見受けられます」とし、「実際の貴乃花親方は聡明で器用な方です。信念を曲げず、正義を貫くのが不器用でしょうか?器用というのは、権力に屈し、不正に屈し、嘘をつくことでしょうか?それは違います」と訴えた。

出典:スポニチ

これからも相撲協会のバイアスを受けた見苦しい報道は続いていくでしょうが、真実を見誤らないようにしたいものですね。

八角理事長は「1日にしゃべる」

再三にわたって書類を突き返されていましたが、ようやく受理されたようです。

千賀ノ浦親方が、必要書類を八角理事長へ提出しました。

記者たちから貴乃花親方の引退に関する感想を問われて八角理事長は、「10月1日にしゃべるでしょう」とコメント。

はたして、彼の口からどのような言葉が発せられるのでしょうか?

千賀ノ浦親方は貴乃花親方と「弟子たちの話をした」

コピーではなく原本の提出を求められたことを受け、千賀ノ浦親方は再度貴乃花親方の部屋へ訪問しました。

趣旨は、手続き面の話よりも、弟子たちの今後の話だったのでしょう。

貴乃花親方とは「じっくり弟子たちの話をしました。(力士らの)引っ越しの話もしました」と説明。ただ、引っ越しの時期については「具体的には決まっていない。近いうちにする」と語った。

出典:スポニチ

弟子たちを託す貴乃花親方もいろんな思いがあるでしょうが、「貴乃花派」とみられるのを承知の上で弟子たちを引き受ける千賀ノ浦親方も、相当な覚悟があるでしょう。

貴乃花親方の思いも含めて、しっかりと引き継いだことを示唆するコメントです。

張本勲さんはよく知っている!

ご意見番でおなじみの張本勲さん。

サンデーモーニングのいつものコーナーでも、何やら意味深なコメントを残されています。

「根が深い。私は内容をよく知っている。一言で言えば、協会も貴乃花も残念。両方の言い分がある。だから早く片付けないと相撲ファンががっかりする」とガックリ。「きょうは時間がないから言わないけど、今度詳しい話を教えてあげますよ」と意味深だった。

出典:サンスポ

野球の話で知ったかぶりは少しありますが、他のジャンルでは「知らないことは知らない」と言うのが張本さん。

おそらく、本件の根深さをよくご存知なのでしょう。

今後、どんなことを明らかにしてくれるのか注目です。

https://twitter.com/0528yunfat/status/1046201295357399040

ダウンタウン松本人志がコメント

貴乃花親方の一連の騒動を受けて、ダウンタウン松本人志が独自の読みを披露しました。

松本は、今回の問題で理事を解任され降格処分となったことにふれ「一兵卒からっていう時に窓際部屋じゃないですか」とし、その上で今回の行動を「ここは一発大逆転っていうのはあったんじゃないかな。世間がここで訴えた時に世論がどっちに付くかっていうのは、もしかしたら、あのまま黙って一兵卒やっているより、今回のことでゴロンとひっくり返せる可能性は出て来たんじゃないかな。勝負に出たんじゃないかなと思うんですけど」と推測した。

出典:スポーツ報知

詳細は不明ですが、このまま貴乃花親方が爪弾きにされてしまってはいけませんから、彼を守る方々が出てきてほしいですね。

弟子の移籍と貴乃花部屋の消滅が決定

2018年10月1日に臨時理事会が開催され、貴乃花部屋力士の千賀ノ浦部屋への移籍と貴乃花部屋の消滅が決定しました。

大相撲の貴乃花親方(46)=元横綱=が日本相撲協会に退職の意向を届け出たことを受け、同協会は1日午後1時から東京・両国国技館で臨時理事会を開き、貴乃花部屋の力士らの千賀ノ浦部屋への移籍について審議した。出席者によると、小結・貴景勝(22)はじめ力士8人と床山、世話人の計10人の移籍が認められた。これにより貴乃花部屋は消滅し、貴乃花親方の退職が決定する。

出典:毎日新聞

これで、貴乃花親方の退職が正式に決定しました。

彼が望んだ通りの展開になりましたが、今後貴乃花親方はどのように行動されるのでしょうか?

「もう戦う意思はありません」と会見で仰っていましたが、このままでは一方的にババを引いているようにみえます。

一方的にババを引くことが描いたシナリオではないでしょうから、今後の展開に注視したいと思います。




別団体を設立?

相撲協会を退職後、動向が注目されている貴乃花親方。

相撲協会は退職したものの、相撲そのものから足を洗うとは言っていません。

一方で兄の花田勝さんのように弁がたつわけでもないので、芸能人・タレントは目指していないでしょう。

そうすると見えてくるのが、貴乃花親方自らが新たな相撲の組織を作り上げて、組織をグレードアップさせていくという方法です。

青少年に相撲を教えるNPO法人をつくる、というウワサも出ていますが、それとは別に、相撲協会とは異なる新たな団体をつくり、世界大会なども企画しているそうです

出典:日刊ゲンダイ

あながちあり得ない話ではなく、貴乃花親方も人気があるので、相撲を目指す子供たちや学生が集まってくるかもしれません。

そうなってくると、相撲協会との関係が難しくなってきます。

「貴乃花学校」というスタンスを取ると、「卒業したら相撲協会に入れるの?」という流れになってしまうからです。

だったら、自ら組織を作ってしまおうというのです。

貴乃花がこだわっているのは「ガチンコ」「インターナショナル」「女性への土俵の開放」の3つだという。

出典:日刊ゲンダイ

こうなると、相撲協会との違いが浮き彫りになってくるので、かなり注目されるかもしれません。

どれだけスポンサーがつくか次第ですが、うまくいく可能性もあるでしょう。

その点に関しては、以下のように指摘されています。

大きな大会を年に1回やるくらいなら、「貴乃花」の名前でカネは集まるだろう。しかし、定期的な興行をするとなれば難しい。既存の大相撲がある以上、レベルが低いものでは、すぐにファンに見限られてしまう。知名度のみで集められる資金にも、限度がある。

出典:日刊ゲンダイ

貴乃花親方の離婚

以下の記事で特集しました。

元貴乃花親方と景子夫人の離婚が明るみに出ました!めんどくさい不倫や再婚はあるのでしょうか?そもそもなぜ離婚するのかの理由や、慰謝料の有無・金額についてもまとめました。

貴ノ岩事件は?

貴ノ岩の関連記事は、以下の記事をご覧ください。

日馬富士暴力疑惑の被害者の貴ノ岩が、今度は付け人に暴行で加害者で謹慎です!暴力厳罰化の相撲協会は解雇の可能性もある中、貴ノ岩は引退です。旧貴乃花部屋関係者だけすぐニュースになるので八角理事長陰謀説も。元貴乃花親方・千賀ノ浦親方の責任はどうなるのか?








シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする