災害レベルの酷暑で早急な熱中症対策が叫ばれるなか、夏休み延長が検討課題になりました。夏休み休暇はいつまでになるのでしょうか? 夏休み延長はいつから実施で、しわ寄せが来る時間割はどうなるのか、まとめました。
災害レベルの酷暑
都心部を中心に、40度を超える地域が相次いでいます。
常連の岐阜県や群馬県に引き続き、いよいよ名古屋でも40度越えになりました。
さらっと40度といいますが、体温40度が続くと死に至る程度の温度であることを忘れてはいけません。
繰り返しますが、40度は普通ではないのです。
熱中症対策
つい最近までは、「暑さなんて、気合いで凌げる」「暑いなんていうのは、怠けている証拠」「クーラーなんて、甘ったれたものを使うんじゃない!」なんて言葉がもてはやされていました。
「暑さを文明の利器で凌ぐ」という発想自体を否定する考え方が、支配的だったのです。
でも、近年暑さを耐えたばっかりに亡くなる人があとを立ちません。
暑さの中を連れ出された小学生が亡くなっていますし、暑さの中を野良仕事した老人がなくなっています。
「怠けている・甘ったれている」のを我慢したら、自分の命がなくなるなんて、馬鹿げているにもほどがあります。
もはや暑さを凌ぐのは、「命を守る」ことに他ならないのです。
夏休み延長で休暇はいつまで?
異常気象とも言える酷暑に、国も動き出しました。
「暑い時期に学校へ出て来るのは危険である」という発想に、ようやくたどり着けたのです。
では、いつまで夏休みにすればいいのでしょうか。
月別平均気温を調べると、7月は28度です。
もう30度になっていると言ってもいいでしょう。
6月の平均気温が22度だったことを考えると、夏休みのスタートは7月1日にするのが無難でしょう。
外気が30度とはいえ、場所によってはもっと高温になっているところもあるからです。
では、何月まで夏休みにすればいいのでしょうか?
このところの異常気象を考えると、9月いっぱいは30度を超える日が続くでしょう。
そうすると、「熱中症を避ける」という趣旨からは、9月いっぱいは夏休みにするのが趣旨に合っています。
つまり、昨今の異常気象をもとに考えると、熱中症を避ける意味では夏休みは7月1日〜9月いっぱいにするのが無難と言えます。
夏休み延長はいつから実施?
年々暑くなっていき、2018年に至っては災害並みの暑さになりました。
そうすると、じっくり時間をかけて検討している余裕はないでしょう?
そういった意味では、遅くとも2020年、早ければ2019年には何らかの形で夏休み延長を制度化しておく必要があるでしょう。
諸々の制度との調整もあるので、現実的には早くても2020年からになるのではと思います。
夏休み延長で時間割はどうなる?
これまでの夏休みは7月中旬から8月いっぱいでした。
それが、7月1日から9月いっぱいまでとなると、平日の授業時間が約30日少なくなります。
夏休みが増えるからといって、授業のカリキュラムを減らすわけにはいきませんから、他の月の授業時間で埋め合わせる必要があるのです。
学校の日を増やさずに30日の授業時間を平準化させようと思ったら、1日あたりの授業時間を1時限増やすよりないでしょう。
つまり、これまでは長くても6時間授業だったのが、7時間授業になるのです。
子供達にとっては少々タフでしょうが、子供達の身を守るためにはそれくらいのしわ寄せはやむを得ないでしょう。
学校の授業が1時間長くなると、学校が6時間授業で終わる前提に仕組みが整えられていた学習塾にもしわ寄せがいきます。
実現のためには、学校の時間を長くすればいいという簡単な話ではありませんが、近い将来に是非実現させてほしい方策だと思います。
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