行方不明になっていた女性が、加古川市の権現ダムで遺体になって発見されました。直前までストーカー被害にあっていたようで、犯人は誰なのでしょうか? 知人の可能性と殺された理由として候補に挙がっている報道を追いました。
ダム女性遺体
遺体はダム湖で発見
行方不明になっていた大阪市十三在住の20歳の女性が、加古川市の権現ダムのダム湖で遺体で発見されました。
兵庫県加古川市の権現(ごんげん)ダムで衣装ケースに入った女性の遺体が見つかった
出典:産経新聞
殺人は理由を問わず悪質ですが、遺体を衣装ケースへ詰め込むとは、輪をかけて悪質な犯罪です。
11日午前、ダム湖の岸から数メートルで、透明のプラスチック製衣装ケースに押し込まれた状態で発見された。これまでの調べでは、顔には鬱血したような痕があり、何者かに首を絞められた上で10日午後に死亡した疑いがある。
出典:産経新聞
メディアの報道からするに、どこかで殺害されて権現ダムまで運ばれた可能性が高いです。
しかも、遺体の衣装ケースには、以下の仕掛けまでされていました。
遺体は、ロープで重りがつけられた衣装ケースの中に入れられ
出典:FNN prime
おそらくダム湖に沈めておいて、誰にも気づかれないまま時間が過ぎていくのを狙ったのでしょう。
にもかかわらず、水面まで浮かび上がってきたというところに、被害者の無念を感じずには入られません。
被害者はどんな女性?
被害者の女性は、キャバクラに勤務されていて、直近まで友人と過ごしていたとの目撃証言もあります。
小西さんは三重県松阪市出身。ホステスとして自宅近くの大阪・十三(じゅうそう)の繁華街にあるキャバクラ店で勤務し、その後、約3キロ離れた梅田の高級店に移った。死亡直前の9日にも十三で友人らと一緒にいる姿が目撃されており
出典:産経新聞
メディアが取材した報道では、人当たりのいい女性だったようで、人間関係のトラブルも特に聞いたことはないという評価が一般的です。
詳細は不明ですが、おそらく彼女の近い関係の人たちとのトラブルが原因ではないということでしょう。
一方で、被害者女性の職業は接客業なので、不特定多数のお客さんと接点を持ちます。
必然的に、「会ったことのある人」は大きく増えていくので、犯人の特定には困難を極めます。
殺された理由は?
殺人事件でしばしば動機・理由に上がるのは、人間関係のトラブルや金銭トラブルです。
人間関係のトラブルや金銭トラブルの線が薄いとなると、お店のお客さんの可能性があります。
全く見ず知らずの人間が被害者女性を殺害して、遠方のダム湖まで遺体を捨てにいくのは考えにくいからです。
仮にそうであれば、お店での接客態度が一方的に気に障ったとか、恋愛感情を一方的に持ってしまったとかが理由として浮かび上がってきます。
犯人は誰?知人の可能性は?
では犯人は誰なのでしょうか?
まっさきに候補として挙がってくるのは、メディアでも繰り返し報道されている「ストーカー」です。
女性が死亡直前に見知らぬ男からストーカー被害を受けているとツイッターで訴えていたことが13日、関係者への取材で分かった。
出典:産経新聞
人間関係のトラブルも可能性が低く、知人とのトラブルの線も薄いとなると、このストーカーが犯人ではないか?と邪推するのが自然でしょう。
知人が犯人の線は低いでしょう。
報道で「見知らぬ男」と触れられている上に、被害者女性のツイートでも電車内で「おっさんにガン見されている」と書かれています。
被害者の記憶力との兼ね合いもありますが、「ストーカー犯人は、会ったことがない人」と見て間違いないでしょう。
現時点では、これ以上の情報が公開されていません。
「前に座ってきたおっさん」だけでは特定が難しいでしょうが、警察的には電車内での防犯カメラなどから、割り出しを進めているかもしれません。
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