大塚家具身売りでスポンサーは誰で金額は?匠大塚候補で久美子社長の責任は?

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大塚家具を舞台に、先代社長の勝久氏と未曾有の親子ゲンカを演じた久美子社長が、身売り交渉に動いていると報道がありました。スポンサーはだれになるのでしょうか? ヨドバシカメラは「買う魅力がない」と消極的で、匠大塚が候補になる可能性もあり、久美子社長の経営責任が問われるのは必至です。

大塚家具が身売り?

未曾有の経営危機

父であり先代社長の勝久氏から経営権を手にした大塚久美子社長ですが、その後の経営状況は芳しくありません。

直近の決算を見てみると、2017年12月期の決算は、売上高が4,107億円に対し、営業利益が△51億円で最終利益は△73億円となっており、未曾有の経営危機に見舞われています。

中でも特筆すべきは「営業利益△51億円」で、これは本業が深刻な不振に陥っている・ビジネスが立ち行かなくなっていることを示しています。

お金のやり繰りの主な指標である「営業キャッシュフロー」を見ても、△48億円という巨額のマイナスになっています。

つまり、本業からお金を生み出すことはおろか、お金を食いつぶしている格好になっているのです。

身売りを決断へ

身売り報道が明るみに出たのは2018年8月3日ですが、早速大塚家具は「決定した事実はない」と打ち消しに躍起になっています。

ただ注目すべきは、「身売りの予定はありません」ではなく「身売りについて決定した事実はない」と言っている点です。

否定しているわけではなく、まだそこまで具体化していないと、確定度合いの程度を下げたに過ぎないのです。

その証拠に、プレスリリースで以下の事実を認めています。

資本増強や業務提携について多面的に検討しております

出典:大塚家具

ここまで事実を明らかにするということは、否定したい対象は「身売り」ではなく「資金繰り」や「経営危機」を否定したいのでしょう。

経験のある方もいらっしゃると思いますが、経営が傾いている会社では内部情報が外部に漏れやすく、報道が内部での公表よりも先行することが往々にしてあります。

ですので、推測の域を出ないものの、ほぼ間違いなく身売り交渉は最終段階へ突入していると見ていいでしょう。

実際に日経ビジネスでは、以下のように報道されています。

これまでに同業のみならず、アパレル、建材、商社、投資ファンドなど数十社に及ぶスポンサー候補と交渉に臨んだ

出典:日経ビジネス

スポンサー候補は誰に?匠大塚の可能性は?

では、スポンサー候補は誰なのでしょうか?

一番考えられるのは、かつての経営者である匠大塚の社長勝久氏です。

ただ、世間を賑わせる親子ゲンカを演じてしまった手前、泥舟になりつつある大塚家具をわざわざ救済するかというと、微妙なレベルです。

家具界の大手企業としてはニトリが考えられますが、経営路線が違う上に大塚家具と商圏が重複しているエリアもあり、経営統合するにはかなりの大規模なリストラが不可避でしょう。

ただ、家具の会社を全くの異業種が買収したところでシナジー効果を生むのは、容易ではありません。

よって、匠大塚かニトリのいずれかとみるのが現実的ではないでしょうか?

なお、続報は以下の関連記事でまとめています。

娘久美子氏との経営方針の対立で、大塚家具を追い出された大塚勝久氏。経営が危機に瀕している大塚家具を匠大塚が助ける可能性はあるのでしょうか? お二人の経営の違いと合わせて可能性を考えてみました。

ヨドバシは「買う魅力がない」

候補に挙がっていたヨドバシカメラは、以下のようにコメントしていて、噂や報道を一周しています。

買うだけの魅力がない

交渉のテーブルについていない。買う気はない

出典:HUFFPOST

それにしても、ここまで言われてしまう大塚家具・久美子社長も哀れですね・・・。

久美子社長の経営責任は?

社長の手腕は、結局のところ業績という結果で評価されます。

業績をここまで酷い状況にしてしまった以上、久美子社長の経営手腕に疑問符がついていることは否定できない事実で、責任は重大です。

その辺りを踏まえて買収候補先からも以下のような提案がなされているのですが、大塚家具側が拒否している模様です。

久美子社長の退陣などを支援条件に挙げる企業があるもようだが、大塚家具側は、こうした条件に難色を示している

出典:日経ビジネス

自らの安泰を前提に交渉していたのでは交渉は前に進まないでしょうから、ここは身を引くことを約束の上で、会社を守ることを最優先に考えるべきでしょう。

なお、最新情報は、以下の関連記事でまとめています。

身売り交渉中の大塚家具で、久美子社長がなぜか退任を拒否しています。交渉難航は必至なので拒否する理由が謎です。今後の可能性はどうなるか、株式は誰が買ったのかも含めて、まとめました。

買収金額は?

会社の純粋な財産の金額である「純資産」は、17,648,116千円です(17年12月期)。

市場に出回っている株式数は18,930千株なので、単純計算すると一株あたり932円です。

株価に目を移すと、これまで360円前後だったのがここにきて445円まで急騰しています。

会社を解体したら株主へ帰してもらえるお金(932円)よりも、株価(445円)の方が低いということは、経営陣に経営能力なしと市場が判断しているということです。

買収する側からすると、大塚家具は資金繰りが行き詰まっている会社なので、大きなプレミアをつけて買収するのは現実的ではないでしょう。

おそらく、445円と932円の間くらい、おおよそ600円前後で株式を取得するのではないでしょうか?

買収側としては30%程度は株式を取得したいでしょうから、5,700千株くらいは取得することになります。

そうすると、買収金額は34億円前後になると見込まれます。

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