女子減点はなぜバレた? 東京医科大の過去の不合格者はどうなる?

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裏口入学問題で有名な東京医科大が、今度は女性差別が発覚しました。女子受験生を一律原点して女性の合格率を意図的に下げていたのです。ひどい話ですが、なぜバレたのでしょうか?過去の不合格者がどうなるか、再度不合格者も含めてまとめました。

東京医科大の不祥事

裏口入学

東京医科大学の不祥事は、今回が初めてではありません。

つい最近にも、文科省が大学へ便宜を図る見返りに、自分の息子を裏口入学させるという事件が発生しています。

当然、便宜を図らせた方は逮捕されています。

今度は大規模な女性差別が発覚!

悪い組織文化というのは、そう簡単に払拭できるものではありません。

過去に不祥事を起こした組織が、「反省しています」と言って釈明記者会見をした後、時間も経たないうちに新たな不祥事を起こすというパターンは、頻繁に見受けられます。

「嵐が過ぎ去るのを待てば良い。世間の関心がなくなるのを待てば、また今まで通りにできる。」

こういった考えがあるのだろうかと感じさせる不祥事が、あとを立ちません。

東京医科大学も、よくない組織文化が蔓延しているのかもしれません。

大半の方が真面目に働かれているだろうにもかかわらず、これだけ世間をネガティブな意味で賑わせると、組織全体に対して悪印象を抱かせてしまいます。

今回発覚した不祥事は、女子受験生の点数を意図的に低くして、女子の合格率を「意図的に」下げていたという疑惑です。

発覚してすぐに「ごめんなさい!」と言ったらまだ可愛げがあるのですが、以下のコメントが衝撃的です。

「いわば必要悪。暗黙の了解だった」。同大関係者は、女子の合格者数を意図的に減らしていたことについてそう語る。

「女3人で男1人分」との言葉もささやかれているという。

出典:読売新聞

世間で性差別撤廃が叫ばれている中、謝罪はおろか正当化するコメントが出てくることから、問題の根深さが垣間見えます。

裏口入学問題で有名な東京医科大が、今度は女性差別が発覚しました。女子受験生を一律原点して女性の合格率を意図的に下げていたのです。ひどい話ですが、なぜバレたのでしょうか?過去の不合格者がどうなるか、再度不合格者も含めてまとめました。

女子減点はなぜバレた?

では、東京医科大学での「女子減点事件」が発覚したのはなぜでしょうか?

発覚経路が明らかにされていないので推察せざるを得ないのですが、考えられる理由は2つです。

内部告発(理由1)

今回の不祥事は、どう考えても大学の内部者しか知り得ない情報です。

外部から見て、仮に女子合格率が異様に低いと映っても、それは「疑惑」の域を出ません。

今回の不祥事は、女子受験生の点数をどのように操作していたのかまで、克明に報道されています。

東京医科大の関係者は、以下のようにコメントしています。

大学の元幹部は取材に対し、「コンピューターでシミュレーションを行い、得点に0.9や0.8などの係数をかけて、減点していた」と話している。

出典:日本テレビ

1年だけのいたずらならまだしも、かなり昔からの不祥事だそうです。

女子受験者だけに不利な得点操作は、受験者側に説明がないまま11年頃から続いていた。

出典:読売新聞

相当根深い問題で、やってはいけない受験者への裏切り行為との誹りを受けても、反論はできません。

東京医科大学の軽はずみな行動の裏側で、何人もの女子受験生が涙を流していたことを、上層部の方は認識していたのでしょうか?

他の可能性も考えられなくはないですが、内部告発の線が非常に濃いと見ていいでしょう。

東京医科大上層部にとっては不本意かもしれませんが、ある意味、正常な組織文化も少しは存在していることの証拠です。

裏口入学の調査でバレた(理由2)

前述の、文科省役員の裏口入学で逮捕者が出ていますが、その捜査・取り調べの一環で女性の点数調整がバレてしまったという可能性です。

捜査するときは余罪はないか・類似の事例はないかを調べるものですが、その作業の一環で「女性全般が妙に得点が低い」と目についてしまったのかもしれません。

過去の不合格者はどうなる?

不祥事が発覚した今、最大の関心は「過去の不合格者や入試の結果はどうなるのか?」でしょう。

1年前の事件なら「追加合格にします!」という対応も現実的なのかもしれませんが、かれこれ7-8年にわたる不祥事です。

本件については、林文部科学相が、以下のようにコメントしているとおり、放置はしないとおっしゃっています。

一般的に言って、女子を不当に差別するような入試が行われることは断じて認められないと考えている

出典:読売新聞

詳細な対応は今後の報道を待つより仕方がありませんが、過去の不合格者に対して何らかのお詫びをする必要があるでしょうし、それを求められるでしょう。

お金で解決できる問題ではないので、「希望する人は、追加で合格にする」といった対応も行われる可能性はあります。

もっとも、これだけ悪評のたった大学に、自分から手を上げて行きたいと思っている女子受験生がどれだけいるかは、疑問ではあります。

既に他の大学へ進学している女子受験生が大半でしょうから、その人たちから「精神的損害を被った」と主張されたらどうなるのかの方が、可能性が高い展開かもしれません。

筆者は法律の専門家ではないので、どの程度大学側が不利なのかは不明ですが、訴訟になって元女子受験生に勝ってしまったら、それこそ東京医科大学の信用もガタ落ちになります。

そういった意味では、今後どういった展開になるか、非常に興味深い不祥事です。

続報は、以下の記事で詳しく紹介しています。

東京医科大学での大スキャンダル「女子受験生の一律減点問題」が世間を賑わせていますが、「女性差別は他の大学医学部でもやっている」「順天堂大学と昭和大学がやっている」 という疑惑も方々で報じられています。「どこの大学なのか?」「医学部女子差別はなぜか?」をまとめました。

5人の女子受験生の追加合格を認めず

救済措置に動いたはずの東京医科大学が、再びおかしな行動をしています。

追加合格対象者101人について、入学を希望した49人のうち、44人(男子15人、女子29人)の追加合格を認める一方、残りの5人(いずれも女子)には入学を認めないと発表した。これにより、来年度の同大の募集定員は46人になる。

出典:読売新聞
追加合格できるはずの女子受験生が、なぜ5人も落とされたのか?
男子は不合格者0なのに、なぜ女子だけ不合格者がいるのか?
このあたりの納得のいく説明をしっかりやらないと、もはや大学としての存在価値はないと思われてもやむを得ないでしょう。

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