三重県1億円詐欺の手口は? 被害者の電話番号を知っているのはなぜ?

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三重県津市で一人暮らしの女性が1億円の詐欺被害にあいました。騙した手口・理由やなぜ払ったのかという騙された理由も気になりますが、宮木遼河容疑者が被害者の電話番号を知っているのはなぜでしょうか?どうやってお金持ちの高齢者を見つけたのかもまとめました。

三重県津市1億円詐欺で宮木遼河容疑者を逮捕!

高齢者が高額詐欺被害に遭うケースが後を絶ちませんが、今度は三重県津市で発生しました。

容疑者は、グループで活動していたことが明らかになっています。

グループには、少なくとも通帳やキャッシュカード・現金を受け取りにいく担当者と被害者に電話をかけて、騙す担当者がいたと報道されており、今回逮捕されたのは、「受け取りに行く担当者」の方です。

騙された理由や手口は?

メディアの報道によると、手口は以下のとおりです。

宮木容疑者は仲間と共謀し、3月下旬頃~5月中旬の間、津市の80歳代の女性方に弁護士などを装って電話をかけ、「熊本県の災害復興の個人番号をあなたが伝えたので訴えられた。訴えを取り下げるにはお金が必要」などとうそを言って通帳2通とキャッシュカード3枚を詐取。さらに、その口座に14回にわたり計約1億3870万円を振り込ませ、だまし取った疑い。

出典:読売新聞

容疑者は、まず最初にウソを言って、被害者女性から通帳2通とキャッシュカード3枚をゲットしました。

これで、その口座に入ってきたお金は、誰からも止められることなく盗める状況になったのです。

その後、被害者女性にこの口座へ1億3870万円を振り込ませます。

そして最後に1億3870万円をネコババしたのです。

もちろん一度に引き出したお金ではなく、18年3月から5月にかけて14回引き出したそうです。

それにしてもこれだけの長期間、見ず知らずの他人へ通帳とキャッシュカードを渡していたということは、よほど巧妙に被害者女性を信用させていたんでしょうね。

真偽は不明ですが、一説には騙す手口を教える研修もあると言われています。

そのマニュアルに、そのまま乗っかってしまったんでしょうね・・・。

ちなみに実行犯は宮木容疑者だけではなく、電話をかける担当だった人もいたみたいで、警察は現在行方を捜査中とのことです。

宮木容疑者は詐欺グループの一員で、通帳やキャッシュカードを女性の自宅まで取りに行き、現金を金融機関から引き出す役割だったとみられる。津署は、弁護士などを名乗りうその電話をかけた「かけ子」役の男ら、他の実行役の行方も捜している。

出典:毎日新聞

一人暮らし80代女性が被害者

お金持ち高齢者をターゲットに、詐欺を仕掛ける手口は近年頻繁にみられます。

金融機関に行けば、そこら中に「詐欺被害に注意!」と張り紙をみることができます。

ここまで警告していても、詐欺被害は後を絶ちません。

悲しいサガですが、人間は歳をとると体力も落ちていき、判断能力も同じように落ちていきます。

一方で、ビジネスがうまく行ったり、うまく出世できれば、歳を重ねるほどお金は貯まっていきます。

つまり、高齢者になるほど判断能力が落ちていくのにお金が溜まっていくのです。

そこを、詐欺集団は見逃さないということです。

今回の被害者も、1億円超をサクッと払えるということは相当のお金持ちなんでしょうが、80代の一人暮らし女性なので、詐欺集団には格好のターゲットだったということです。

お金持ち高齢者の電話番号を知っているのはなぜ?どうやって見つけた?

お金持ち名簿が出回っている?

近年、お金持ち高齢者の詐欺被害が後を絶ちませんが、犯人はどうやって「お金持ち高齢者」を見つけているのでしょうか?

詐欺の世界を正確に暴いた研究や書籍はないので、伝聞や報道に頼らざるを得ないのですが、ほぼ間違いなく「名簿」が出回っているとみていいでしょう。

何のあてもなく、かたっぱしから電話をかけまくるのでは、あまりに非効率だし、悪知恵の回る犯罪者がそんな不毛な作業をするはずがないからです。

以前は、自宅の電話番号が「タウンページ」とかで調べることができたのですが、個人情報保護の時勢もあって、まっとうな手段では個人情報を得るのは困難です。

投資不動産を売りつける業界では、名簿を頼りに電話をかけまくるというのはよく聞く話です。

一昔前の話ですが、「医者」とか「公務員」とかへ電話をかけるという噂話もありました。

名簿はどうやって作られる?

確たる証拠はありませんが、我々一般市民は、いろんなところで知らないうちに個人情報を他人へ差し出しています。

一番端的なのは、携帯のキャリアユーザーにしばしば行われる「ドーナツ無料サービス」でしょう。

無料でドーナツをもらうには、携帯画面で情報を店員に読み取ってもらわないといけません。

携帯キャリア各社はショートメッセージをユーザーへ送っただけで、ドーナツ屋さんは「誰がドーナツを食べにきたか?」の個人情報をゲットできるのです。

冷静に考えると、たった108円を節約するばっかりにドーナツ屋さんへ自分の個人情報を差し出していたのです。

このほかにも、住宅展示場があります。

住宅展示場では、営業目的もあって氏名住所はもちろん、年収もアンケートで答えさせられます。

警戒してデタラメを書く人もいれば、お人好しに全部正直に書く人もいます。

かなりの割合で正直に書く人がいるという話を耳にします。

表向きは「個人情情報は、営業目的だけ・・・」というでしょうが、裏でどのように取り扱っているかわかりません。

年収2000万円を超えた瞬間に投資商品の勧誘電話がかかってくるというのはよく聞く話です。

こういった住宅展示場や金融機関から、個人情報は漏れていると見ても、あながち間違いではないでしょう。

お金欲しさに、自分が所属している会の名簿をオークションで売るという人もいるかもしれません。

つまりその気になれば、悪知恵の働く人は、他人の個人情報を比較的たやすく手に入れられかねない状況なわけです。

今後報道でどこまで明らかになるかわかりませんが、容疑者集団はおそらく、「被害者女性はお金を持っている」と事前にわかった上で、電話をかけているのではと思います。

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