稀勢の里へ横審引退勧告か途中休場は避けられず?衰えで四連敗!

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横綱稀勢の里が苦境です。初日から四連敗で横審(横綱審議委員会)の引退勧告を求める声が!衰えを指摘する声もあり、既に8場所連続休場で引退の可能性に対し、「途中休場」を選択!ファンの「引退しないで」の声や、田子ノ浦親方のコメント、過去の横綱の例や横審の「激励」や理事長コメントとともに情報をまとめました。

稀勢の里引退の記事は、以下でまとめています。

進退がかかっていた大相撲の横綱稀勢の里が引退することに!初日から連敗で決断したのでしょうか?衰えで休場が目立つ白鵬・鶴竜も続いて引退で、横綱不在になる可能性をまとめました。

稀勢の里の今後については、こちらの記事をご覧ください。

横綱稀勢の里がついに引退した。所属する部屋の田子ノ浦親方はまだ現役ですが、今後はどうなるのでしょうか?独立して荒磯部屋を創設する可能性はあるのでしょうか?







稀勢の里が初日から四連敗

初めての一人横綱として迎えた九州場所。

一番注目されたのはやはり横綱稀勢の里。

ところが、初日から白星があげられません。

中には優勢に進めた相撲もあったのですが、白星が手中から逃げていきます。

今日も元三役の栃煌山を相手に攻め込んだのですが、土俵際で逆転が待っていました。

これで、白星なく四連敗。。。

いよいよ苦しくなってきました。

筆者も含め、日本中のファンが応援し続けてきた稀勢の里ですが、横綱としてはこれ以上苦しい姿を見るのは忍びないですね・・・。




衰えを指摘する声も

相撲は、反射神経のスポーツでもあります。

長く休場するとどうしても感覚が鈍ってしまうらしく、どれだけ稽古を積んでも、本場所でしか感覚は戻せないと言われています。

「場所前の稽古では好調だったのでは?」との声も聞かれますが、元横綱で解説者の北の富士さんを中心に、以下のように見立てているようです。

元横綱の北の富士勝昭さんをはじめ、場所前の好調報道を信じていなかった人は少なくない。下り坂の横綱が陥る落とし穴を、見てきたからだ。今場所の北勝富士が、右のおっつけで左差しを阻めば勝機ありと知って稽古で隠したように、今の横綱なら本場所で勝てると思ってそれなりの稽古をする。それで横綱の方は、まだ自分に力があると思ってしまう。稀勢の里もこの日、「場所前は非常に調子良くやることができた」と振り返った。一方、横綱が全盛期で強い時は、あの手この手で何が通じるか試す。横綱は相手の力量を計り、本場所ではその上を行って番付の差を見せつける。今場所の稀勢の里は、2日目の妙義龍とも場所前に稽古をしており、そうした「負のスパイラル」が表れたと言ってもいい。強い横綱は、仕切りで目が合うだけで下位力士が戦意喪失するが、今の稀勢の里には多くの力士が、勝てると思って掛かってくる。

出典:共同通信

横綱昇進直後の左胸の大怪我が、結果的に彼の土俵人生を縮める結果になってしまいました。

それにしても、つくづくあの大怪我さえなければと悔やまずにはいられません。




既に8場所連続休場で途中休場できず引退?

これまでの最長記録は、横綱貴乃花の7場所連続休場でしたが、稀勢の里はそれを上回る8場所連続休場を記録しています。

横綱が負け続けるのは示しがつかないので、明日から相撲を取ることはないでしょうが、「引退」か「途中休場」のどちらを選択するのでしょうか?

現実的に考えてこれ以上「休場」を選択するのは本人的にも不本意でしょうし、周りから非難の声が高まることは避けられません。

いよいよ運命の時が迫っているのかもしれません。




横綱審議委員会の引退勧告は?

現時点で、横綱審議委員会からの正式なコメントは出ていません。

ただ、ここ27年で横綱が初日から四連敗した例はなく、初日から三連敗した横綱旭富士(現伊勢ケ濱親方)は4日目に相撲をとることなく、引退しています。

既に史上最長の8場所連続休場をしていることから、いくら日本人横綱といっても、これ以上例外的取り扱いは認めづらいでしょう。

ただ、引退させたくないという思いもあるようで、「横審」としての公式発表ではないものの、委員長は以下のようにコメントし、心配しています。

横綱審議委員会の北村正任委員長は「横綱の第一の条件である強さが満たされない状態が長期にわたっており、取り戻す気力と体力を持続できるか心配している」とコメントした。

出典:時事通信

稀勢の里本人が一番苦しいでしょうが、周りも同様に苦しい立場・気持ちに立たされているようです。

九州場所が終わり、横審からコメントが出ています。

「引退勧告」という形ではありませんでしたが、一部の委員は次の初場所(平成31年1月)で進退をかけるように厳命しました。

それまでの田子ノ浦親方などからのコメントでは、初場所の出場も微妙な感じでしたが、休場は認められないことになりました。

岡本昭委員は厳しい言葉を並べた。「来場所出ないと、どうにもならへん。次はホンマのホンマ。これ以上延命はない」。今場所の内容だけではなく、昨年春場所の横綱昇進後の11場所中、皆勤がわずか2場所という点も問題視し「横綱になってから、一度もまともに取っていない。今でも批判があり、女々しいとも言われている」と辛口だった。北村正任委員長はNHKテレビ中継の取材に「個人的には本人が頑張ると言っている以上、辞めろとは言わない」と引退勧告はしない意向を示しつつ「来場所頑張ってほしい」と初場所の出場を期待した。

出典:スポーツ報知

委員と委員長にずいぶん温度差があるので、初場所で途中休場になったら、横審内で紛糾するかもしれません。

そして最終的に横審では「激励」が発動されました。

5日目から休場した横綱・稀勢の里(32)=田子ノ浦=に対し、横審の内規にある「激励」を決議した。委員9人全員が賛同した。また、来年1月13日に初日を迎える初場所(両国国技館)への出場も厳命された。

出典:スポーツ報知

激励の意味がわかりにくいですが、要は「結果が出せなかったら、自分で引退すると決めろよ!」という意味が込められている横審の公式声明です。

これまでの休場では内規にある「激励」などは決議されておらず、進退問題に直面している稀勢の里にとっては厳しい“最後通告”となる。横審では出席委員の3分の2以上の決議で軽い順に「激励」「注意」「引退勧告」を下すことができる。出場を厳命されたことで来年の初場所は、稀勢の里にとって土俵人生をかけた大勝負となる。

出典:スポーツ報知

まぁ、来場所は白鵬も戻ってきますから、いろんな意味で注目度の高い場所になるでしょうね。




過去の横綱の例は?

どの横綱も最後は力の限界を感じて引退します。

なので朝青龍や日馬富士などの不祥事による引退を除いて、多くの横綱の最後は悲しい成績です。

直近の横綱の例でいうと、武蔵丸(3勝4敗)、若乃花(2勝3敗)、貴乃花(4勝4敗)、曙(全休)、旭富士(3連敗)、大乃国(全休)、北勝海(3連敗+12休)です。

稀勢の里の例が一番参考になるのは旭富士と北勝海ですが、いずれも3連敗までです。

つまり、過去30年近く遡っても、4連敗した横綱はいないのです。

あまり不名誉な記録を残すのは稀勢の里本人も嫌でしょうし、相撲協会的にも望まないでしょう。

いよいよ時は来たのかもしれません。。。




八角理事長のコメントは?

元横綱北勝海の八角理事長。

自らも横綱だったこともあり、どのような心境になるのか、メディア的には関心のあるところです。

稀勢の里の心中について、以下のようにコメントされました。

記者から「どういう気持ちで横綱はあす(5日目)から臨めばいいか?」と問われた八角理事長は「それは本人しか分からない」と答えるにとどめた。

出典:スポニチ

周りも痛々しく感じるのか、コメントにぎこちなさが漂っています。




田子ノ浦親方のコメントは?

横綱稀勢の里が屈辱の四連敗を喫した後、田子ノ浦親方がコメントを出しました。

支度部屋に戻ると、髪を洗って風呂から出てきた。相撲界では、髪を洗うのは翌日に向けた験直しの意味合いが強く、5日目の出場意欲をほのめかす行動だった。その後、報道陣の質問には終始、無言だった。打ち出し後に福岡市内で行われた二所ノ関一門会に出席した、師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)は「(宿舎に)帰って話そうと思います」と話すにとどめ、5日目の出場、休場について一門会終了直後は明かさなかった。

出典:日刊スポーツ

メディアの報道を見る限り、5日目も出場意欲を持っているようですが、どうでしょうか?




引退しないでのファンの声も!

一方で、ファンが引退を望んでいるわけではありません。

こんな声も出ています。

また、こんな時こそ白鵬のふてぶてしさを見習うべきという声も出ています。

一方で、一度限りの現役生活ですから、自分が納得するまでやるのも一法なのかなとも思います。

周りがぐちゃぐちゃ言っても決めるのは自分ですし、過去には15日出場して負け越した横綱だっています(大乃国:7勝8敗、三代若乃花:7勝8敗)。

自分が辞めようと思うのなら辞めたらいいし、辞めたくないと思うのなら、気力の続く限り続けてもらいたいとも思います。




途中休場を選択!

動向が注目されていましたが、途中休場を選択しました。

稀勢の里本人が、報道陣の取材に答えました。

初日の相撲で右膝を怪我したようです。

 「場所前は非常に調子良くやることができましたが、初日の相撲で新しく痛めてしまった。2日目以降も、なかなか(結果が)本来の相撲とは違った」負傷箇所は「診断書にも書いてますけど右膝」。「きのうの夜からけさにかけて。師匠と話して決めました」一人横綱で迎えた場所だったが、「本当に申し訳ない気持ちです」初日から4連敗という結果については、「悔しい気持ちです」

出典:時事ドットコム

ファンとして気になるのは、「引退するの?」という「進退」でしょう。

来場所に力士人生を懸ける思いか?「今はしっかりけがを治してから考えたいと思います」来場所に向けてどこを鍛えるか?「またいろいろと考えたいと思う」冬巡業は?「とりあえずしっかり体を動かせるくらいには体調を戻していきたい。状態次第では出ようかと思っていますし、稽古するにはいい環境だと思います」復活を待つファンに対しては?「申し訳ない気持ちでいっぱいです。最後まで務めるのが責任だと思っていたけど、このような結果になって、本当に申し訳なく思います。たくさん声援をもらい、ありがたかったですし、期待に応えられなくて悔しい思いがありました。本当に今場所は申し訳ないと、それだけです」

出典:時事ドットコム

表には出てこないでしょうけど、辞めさせてくれないという裏事情もあるのかもしれません。

現時点では、「引退は回避」の線が強いですが、問題は横審がどうですかです。

今後の「事例」になるのは避けたい反面、稀勢の里を引退させてしまうのも同じく避けたいでしょう。

横審としては、難しい選択を迫られましたね。

ファンとしては復活を望みたいですし、初優勝の時のような白鵬との熱い一番をまた見せて欲しいです!

がんばれ稀勢の里!







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