女性差別はどこの大学医学部?女子受験生の一律減点は順天堂大・昭和大?

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東京医科大学での大スキャンダル「女子受験生の一律減点問題」が世間を賑わせていますが、「女性差別は他の大学医学部でもやっている」「順天堂大学と昭和大学がやっている」 という疑惑も方々で報じられています。「どこの大学なのか?」「医学部女子差別はなぜか?」をまとめました。









女子受験生の一律減点問題

息子の裏口入学で逮捕者が出ていた東京医科大学で、さらなる大スキャンダルが発覚しました。

女子受験生の合格者数を抑えるために、女子受験生の点数を一律で下げていたのです。

時代錯誤も甚だしい女性差別ですが、発覚した後にすぐ「ごめんなさい」をすればここまで騒ぎは広がらなかったでしょう。

その後に続く関係者のコメントの数々が、世論に火を注ぐことになったのです。

系列病院では男性医師が現場を支えているのが実情だ

どの医大でもやっていること。私大だからある程度の恣意的な選別はあってもいい

出典:産経新聞

「差別して何が悪い? 当然でしょ」と言わんばかりの高圧的なコメントに驚くばかりですが、その後の報道でも謝罪の意が公表されたことはありません。

女性の立場から、女性差別を肯定する発言も出ています。

「女子受験生差別は当たり前!」 医師で芸能人の西川史子さんの発言で、大炎上しています。曰く「男性医師と女性医師のできることは違う」というのが論拠ですが、東京医科大の一律減点での女性差別・女子受験者差別は当たり前なのか、まとめました。

そんな中、本来合格しているはずの女子受験生55名が、不当に不合格とされていた事実が発覚しました。

第三者委員会(委員長=那須弘平・元最高裁判事)の1次報告書を公表した。それによると、女子受験生に対する不利な得点操作などをした結果、2017年度と18年度の一般入試では、本来合格していた計55人の女子が不合格にされていた。報告書は同大が追加合格の判定を行ったうえで結果を公表し、新たに合格者となった受験生には補償などの対応をするよう求めている。

出典:朝日新聞

女子受験生の人生をどうかんがえていたのか、東京医科大に聞いてみたいですね。

一連の批判にさらされたことがこたえたのか、東京医科大学は不当に差別した女子受験生44名を追加合格することになりました。

2018年度の一般入試で本来は合格ラインを上回っていたにもかかわらず、不正な得点操作によって不合格とされた受験生について、入学を認める方向で検討していることが関係者の話で分かった。

出典:朝日新聞

素直に喜べるのかは非常に疑問ですね。




世界では嘲笑の的

世界では今回の一件が、嘲笑の的として扱われています。

ネタにされてしまっていると見てもいいでしょう。

女性差別は他の大学医学部でもやっている?

「女性差別をしている医科大学は、東京医科大学だけではないのでは?」

話の内容的に、そういった疑惑が出てきても不思議ではありません。

そこで以下では、受験者と合格者の女性割合を比べてみて、違和感のある大学をリストアップしました。

男子と女子に明確な能力差がないことが証明されているので、合格率:男性>女性となっていたら、女性差別が行われている可能性が高いのです。

以下では、合格率の男女差が大きい(男子:女子 = 1 : 0.5を下回る)大学医学部をピックアップしました。




女子受験生の一律減点しているのはどこ?

日本大学医学部

アメフト悪質タックル問題で世間を賑わせた日本大学ですが、女性差別問題でも名前を連ねる可能性があります。

日大アメフト部タックル問題のニュースは、おさまることがありません。大学と監督の対応が鈍い・不誠実なのも、世間の反感を買っている・報道しやすいことに貢献しているのでしょう。大学・監督の対応が、「被害者よりも組織・理事を守る」ことなら当然かを考えてみました。

https://joholinear.com/nihon-university-scandal/

受験者の比率でいうと、女性が4割を占めているにもかかわらず、合格者に占める女性の割合は2割を下回っています。

合格率でいうと、男性は6%なのに女性は3%です。

日本大学医学部だけ、優秀ではない女性が多く受験したということなんでしょうか?

そんな不思議なことは起きないでしょうから、非常に疑惑度が高いと言わざるを得ません。




聖マリアンナ医科大学

日本大学医学部に輪をかけて、女性差別の色が濃い可能性が浮かび上がります。

平成29年と平成30年の浪人合格生に、女子受験生の合格者が0というのがなんといっても衝撃的です。

「浪人生は女性の方が能力が劣るから」とでも言いたいのでしょうか?

合格率を見ても、女子受験生の割合は43%にものぼるのに、合格率は23%にまで下がります。

疑惑が事実であれば、かなり悪質だと言わざるを得ません。




愛知医科大学

受験生に占める女子の割合は36%なのですが、合格者に占める女性の割合は24%まで下がります。

なんら調整がなければ、受験生比率と合格比率は似通ってくるのが通常なので、疑惑は真実性が高いと言えます。

山梨大学医学部

男子の合格率と女子の合格率の比が1:0.42になりました。

同じ数の受験生が受験しても、男子は100人受かるのに、女子は42人しか受かっていないということです。

違和感のある数字ですね。




岐阜大学医学部

1 : 0.48でした。

多少のブレはあるにしても、男子と女子で合格率が倍違うというのは、違和感ありと思わざるを得ません。

新潟大学医学部

ちょうど1 : 0.5でした。

2倍の差がついている理由と分析を是非聞いてみたいですね。




昭和大学と順天堂大学

昭和大学医学部は、男子受験生と女子受験生の受験者の合格比率が過去6年間で1.54倍、つまり女子1人に対して男性が1.54名合格していることが明らかになりました。

順天堂大学の医学部にいたっては、1.67倍に達していたというのです。

以前から怪しいと囁かれていましたが、文部科学省の調査指示で違和感が明らかになった格好です。

柴山昌彦文部科学相は12日の会見で、全国81大学の医学部医学科を対象とした入試をめぐる調査で、複数の大学で不適切な入試が行われた疑いがあることを明らかにした。性別や浪人年数で合格率の差が大きく、特定の受験生を優遇させている懸念がある大学を中心に訪問調査をしているが、差が生じている理由について合理的な説明を得られていないケースがあるという。関係者によると、不適切な疑いが持たれている大学には順天堂大や昭和大が含まれているという。

出典:朝日新聞

両大学は、苦しい言い回しに終始しています。

順天堂大は取材に対し「文科相の発言を受け、今後の対応を検討するので、コメントは差し控える」とした。昭和大は「文科省で調査中なので、回答は差し控える」とした。

出典:朝日新聞

その後、文部科学省の調査で順天堂大学が女子受験生と2浪以上の男子受験生を差別していたことが、明らかになりました。

順大では、主に学力を測る1次試験の合否判定で、受験生の成績が下位だった場合、現役と1浪のみを合格とし、2浪以上は不合格にしていたとされる。小論文と面接を課す2次試験でも、男子と女子で異なる合格最低点を設定し、女子を不利に扱っていた

出典:読売新聞

両性の平等っていうのは、世の中の常識である上に憲法でもはっきり書かれています。

順天堂大学は、世の中の常識からかけ離れた世界で大学運営をしているのでしょうか?

その後関係者が、以下のようにコメントしていることが報道で明らかになりました。

「慣行で、機械的にやっていた」「最近決めたわけではなく、長年引き継がれていた」

出典:朝日新聞

順天堂大学という組織に「、女子受験生を差別するのは当然である」という暗黙知が広く浸透していたことがうかがえるコメントですから、根深い問題でしょう。




あやしい大学は?

報道機関の調査に対し、内訳を公表しなかった大学もあります。

最近の世論と真っ向から対立する動きなので、「あやしい大学」としてリストアップしました。

回答せず:北里大学

内訳公表せず:東京大学・帝京大学・富山大学・福島県立医科大学

東京医科大学以外は、女子受験生の一律減点を否定しましたが、ここまで紹介してきた大学には「疑いの目」が向けられています。

その後の文部科学省の調査で、徐々に全容があきらかになってきています。

学校名は伏せられていますが、以下の事実が確認されています。

全国81大学の医学部医学科の入試を対象に実施している調査で、男女によって異なる合格基準を設定している疑いのある私立大学が出ていることが、関係者の話で分かった。追加合格者らの決定が学長や医学部長に一任されていた例もあったという。関係者によると、文科省これまでに複数の私立大で、男女や年齢によって受験生の間に差を設けている例を把握している。ある大学では男女で異なる合格基準を設け、男子を優遇していた疑いがあるという。この大学では1次試験(学科)の結果と、2次試験(小論文・面接)を数値化し、0・5点刻みで評価した結果を組み合わせて合否判定をしているが、女子は常に男子より1レベル下に置かれていた。1次試験がトップレベルの受験生の場合、男子は2次試験の結果が2・5点以上で合格か最優先の補欠だったが、女子は3・0点以上を取らないと同じレベルにならず、2・5点であれば2番手扱いの補欠だった。また、追加合格の決定が学長や医学部長に一任され、面接では「不適格」とされるような点数の受験生が合格している大学もあった。年齢によって受験生に差をつけている大学や、2次試験で「同窓」「教職員」と記載のある受験生を優遇している大学もあったという。

出典:朝日新聞

陰湿極まりない差別が、当然のように行われていたようです。

大学は助成金など手厚く保護されていますが、このような差別が行われていた大学については助成金交付などの見直しをすべきでしょうね。

女子受験生差別の東京医科大学とアメフト暴行問題で揺れる日本大学が、助成金を保留されることになりました。今後交付はカットされるのか、それとも一時的なもので最終的にはもらえるのでしょうか?助成金の再開の可能性と交付カットの可能性についてまとめました。

示しをつけるためにも、文部科学省的には毅然とした対応がもとめられます。

さっそく動きが出て、助成金の保留が発表されたのです。




何が問題か?

どんな理由があったとしても、女性差別は認めてはいけません。

今回の問題が「女性差別」という範疇だけで語れないのは、受験料が絡んでいるのも理由にあります。

「能力」という指標だけで競争させると大学側が約束しているにもかかわらず、採点時に男女調整をしているとなると、これは詐欺に当たる可能性もあるからです。

さらにいうと、志望していた大学医学部を「女性差別」で合格できなかったことで、他の大学へいっている可能性もあります。

そうすると、入試での女性差別という問題がきっかけで、経済的損失が飛躍的に高まっている可能性も否定できません。

根深い問題と同時に、女子受験生側に深刻な経済的ダメージを与えているという意味からも、非常に悪質な社会問題ということが言えると思います。

今後、「合格者の男女比率」公開をやめる大学が出てくるかもしれませんが、仮にそのような動きがあれば、「過去に女性差別してました〜!」と認めているに等しいでしょう。

やましいことがなければ、なんら隠す必要がないからです。

今後の報道や動きに注目です。

医学部女子差別はなぜ?

「弱い立場の人をいじめる」が一番の病巣でしょう。

「女子の方が医療の現場で使いにくい」というのは、取ってつけた理由にすぎません。

子供の時にあった「弱い者いじめ」が、大人になっても形を変えてより陰湿に続いているのです。








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