大手監査法人は、規模もクライアント数もすごいので、「大手監査法人で働いてみたい」って思いますよね。大手ってどんな監査法人なんでしょうか?転職理由は、やりがいやスキルアップ・将来性などもあるでしょうが、本音はどうなのかまとめてみました。
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大手監査法人への転職理由の本音を紹介
スキルアップ
クライアントのレベルはもちろん、ノウハウも最先端のものが集まってきます。
また、最先端の現場へ行けば行くほど、(全員がそうというわけではありませんが)働いている人たちも深い専門知識を持っている人たちが集まってきます。
その現場で揉まれてていれば、仕事のプレッシャーもあってスキルはどんどん上がっていきます。
「とりあえず大手監査法人へ行けばスキルアップできる」という短絡的な考え方だとババを引くことになりますが、「〇〇の最先端へ行きたい」とはっきり意思表示すれば、スキルアップには最適な場所を提供してもらえます。
入社してからだと色々しがらみがあって難しいので、入社のタイミングで希望をアピールするのがオススメです。
「大手へ就職すればなんでもできる!」というのが建前ですが、本音的には「最初に言っておかないと、しがらみ的に難しくなる」というのが本音です。
将来性
目的をどこに置くかによって、将来性は全く変わります。
出世
日本では伝統的に、「新卒入社で何ら問題なく出世してきた人」が好まれる傾向にあります。
つまり、敗者復活という発想がないですし、外から入ってきた人を厚遇するという考え方も少数派です。
中途入社組は、やはり「外から入ってきた人」という位置付けになってしまいます。
ですから、よほど大掛かりな手柄を持って入社でもしないかぎりは、「中途」というだけで、出世にはマイナス材料になります。
独立開業を見据えて〇〇を経験しておきたい
将来性は、かなりあります。
大手監査法人の大きな魅力は、「クライアントが多種多様なので、希望すればいろんな業務を経験できる」ところにあります。
特に具体的に「〇〇がしたい」という要望があるのなら、入社前にアピールしておくと、配属される可能性が高まります。
例えば、「独立開業後に資金調達サポートをしたいから、中小金融機関のコンサルを経験したい」みたいな感じです。
専門性を高めたい
「独立とかは考えていないけど、〇〇の分野のエキスパートになりたい」という希望は、大手監査法人は格好の舞台です。
超ビッグなクライアントが揃っているので、会計トピックも最先端なものが頻繁に出てくるからです。
業務の締め切りもあるので精神的なプレッシャーは相当ですが、数年鍛え上げるとかなりの専門性が身につきます。
やりがい
将来性と一緒で、どこにやりがいを見出すか次第です。
「クライアントの笑顔を見たい」のなら、目の前の担当者の要望に可能な限り応えれば、笑顔を見ることはできます。
これは、中小監査法人でも変わりありません。
ただ、大手監査法人ほど多かれ少なかれ手続きはより厳格的になっていきます。
求める資料や手続きの負荷も相当なレベルですから、少なからず表情を引きつらせてしまうことはやむを得ません。
「知識を深めたい」という目的なら、極力会計業界の最先端のクライアントへ配属されると、かなりやりがいを感じられます。
規模も会計トピックも最前線のものに触れることができますから、感じるやりがいはハンパありません。
なかなか、中小企業の監査では、最先端の会計トピックに触れるなんて、ごく稀だからです。
まとめ
大手監査法人への転職は、目的を何にするかによって、見え方や感じ方が全く変わってきます。
なので、「何をしたいの?」をまずは決めたほうがいいです。
「とりあえず、大手監査法人が良さげだから転職したい!」だと、キツいジョブへ配属されたりして、「これだったら前の中小監査法人の方が良かった」ってなりかねないからです。
ホットな話・正直ベースな話を聞いた方がいいので、補習所の同期で大手監査法人の人がいれば、その人から「本当のところ」を聞いておいた方がいいです。
やっはり、実際に大手監査法人にいる人の話と、そうでないところからの情報では、刺さる感が違うからです。
その上で、「よし、〇〇したいから、大手監査法人へ転職したい」という気持ちになったら、実際に行動します。
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